2/07/2009

ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二さん

今週のデスティネーションは、ゲストトラベラーに
ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二さんお迎えしました。



フランスで、オートクチュールビーズ刺繍と出会って、
インドで、世界最高のビーズ刺繍の技を習得、
今も、インドにアトリエをお持ちの田川さん。
その輝く世界を、お訪ねしました。


今日は、スタジオが別世界です..!








田川啓二さんは、日本のビーズ刺繍の第一人者。
今年でちょうど活動20年目を迎えられました。
田川さんのオートクチュールビーズ刺繍には熱烈なファンが多く、
あの黒柳徹子さんも、そのおひとりなんです。



その一方で、さまざまな創作活動にも挑み続けています。
たとえば..



ゴッホの「ひまわり」。これ、ビーズ刺繍作品です。

「みんなが知っている作品を選んだのは、ビーズ刺繍の魅力を伝えたかったから」とおっしゃっていました。

田川啓ニさんは、インドでビーズ刺繍の技術を学ばれました。
田川さんも、はじめ驚いたそうですが、
インドでは、ビーズ刺繍職人はすべて男性。
実はかなりの力仕事なのです。

インドでは王様が職人達を守ったので、
その技術が長年大切に継承されてきた、とのこと。

田川さんは現在、
インドのニューデリーとムンバイに工房をお持ちです。
「ニューデリーは見るところがたくさんあるし、
お買い物ならムンバイがいいですヨ」とインドトラベル指南も。



今でも、インドに行く度に気がひきしまるそうです。
「手作りのすごさ、人間の手のすごさ」が、インドビーズに継承されているのですね。

東京のアトリエには、世界中で見つけてきた物に囲まれているとか? 
「清水の舞台から飛び降りて」購入した物もあるそうで、
自分では作れないような緻密な作品をみて
自分もがんばろう!と、思っていらっしゃるそうです。



前田「こーんなに、細かい緻密な作業を続けているうちに、さすがの田川さんも”うぅわぁー!!”って投げたしたくなっちゃうことはないんですか?」



田川さん「それが、不思議なことにないんですね。他のことは僕、案外飽きっぽいんですけど(笑)」




現在、東京ドームシティで開催中の
テーブルウェア・フェスティバル 2009」でも、
田川啓ニさんの作品を見ることができます。 


高さ2メートルのビーズ刺繍のウエディングケーキも展示されていますよ。純白のウエディングケーキには、全部で何個のビーズがあると思いますか?実は見えないところに、時間をかけているそうです!

明日、2月8日までの開催です。

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