4/28/2007

丸の内から旅立つ世界旅行

GWなのにどこへも行けない、東京ステイのみなさんに捧げるグルメ情報!
六本木の新名所:東京ミッドタウンに続けとばかり、4/27(金)に新丸ビルがグランドオープン。日本初出店の海外レストランもあとを絶ちません。ますます拍車がかかる東京のグルメ化・・・パスポートがなくても、お皿の上で世界旅行を楽しめるのです!

【Le Calandrino】
イタリア・ミラノの郊外にあるレストラン「レ・カランドレ」の姉妹店。オーナーシェフのマッシミリアーノ・アライモは、当時ミシュランで最年少で三ツ星を獲得。素材のよさを生かしながら、ルネッサンス美術のように芸術的な料理を作り出す、アーティスト的センスももちあわせた料理人です。看板メニューは、黄金色に輝くサフランのリゾット! そしてシメには、どんなにお腹がいっぱいでも食べたくなる、目にも美しいドルチェをどうぞ。

【salt】
かつてシドニーを沸かせた人気レストランが、東京に場所を変えて再出発!オーストラリアのスターシェフ:ルーク・マンガンがプロデュースするレストラン。素材と素材の意外な組み合わせがユニークな、「モダン・オージー料理」を楽しめます。イタリアンの定番「ホタテのカルパッチョ」も、柑橘類ではなくバニラの香りでBon Apetite! 食べなれた食材が、ちょっとお色直ししたようです。

いまどきのウィーン

ウィーンのリラックスタイムに欠かせない存在なのが、クリームたっぷりのザッハトルテと濃い目のコーヒー、そして音楽。本格的なオペラやコンサートはもちろん、美術館やカフェでもLIVEが行なわれたりと、この街ではかたときも音楽が生活のBGMを奏でています。音楽がない生活なんて・・・まさにNo Music No Life!

だからウィーンでは、ソーセージの屋台でも音楽が鳴り響いています!
2004年にオープンしたMusik Kioskは、22:00~4:00まではDJタイム!ウィンナーソーセージの隣にターンテーブルが設置され、シェフがソーセージをグリルする間に、DJはドーナツ盤をスピンする! なんとも異様な光景ですが、ウィーンでは大盛況。オーナーのジェラルドさんいわく、東京にも支店を出すとか出さないとか?!

4月28日OA:Vienna in Waltz

クラシックでありながら、アヴァンギャルド。ハプスブルク家の栄華とともにヨーロッパ文化の中心地として栄え、世紀末にはセセッション=分離派がアートの新たな扉を開けたウィーンは、21世紀のいまも「芸術の都」としての風格が漂っています。ワルツを踊るように、ウィーンをさまよってみよう!

【ハプスブルク家】
18世紀、王家の絶頂期を築き上げた女帝:マリア・テレジアがいなかったら、ウィーンはまったく違う町になっていたかもしれません。芸術をこよなく愛した彼女は、当時建設途中だったシェーンブルク宮殿を完成させ、オーストリアの文化的中心をウィーンに移したことで知られています。「テレジア・イエロー」と呼ばれる外壁の中には、神童と呼ばれたモーツァルトがその才能を世界に発揮した大広間・・・マリー・アントワネットが幼少時代をすごした部屋・・・見事な天井画が美しい大ギャラリー・・・いまにも、貴族たちの衣擦れの音が聞こえてきそう!

【ユーゲントシュティール】
19世紀末、世紀の変わり目に登場した芸術運動:ユーゲントシュティールは、写実主義にみられた伝統や形式を否定し、芸術家の自由な発想を重視する運動。フランスでは「アールヌーヴォー」とも呼ばれていました。当時を代表する建築家:オットー・ワーグナーが手がけたカールスプラッツ駅は、いまも現役で活躍中。「黄金のキャベツ」という異名をもつ、セセッション館のドーム型オブジェも、煌びやかな金細工の中にオーガニックなモチーフが!植物や動物など、自然をモチーフにしたデコラティヴな曲線美は、来るモダニズムの到来を予見していたかのようです。

【フンデルトヴァッサー】
オーストリアのガウディと呼ばれた芸術家。「アヴァンギャルド」という言葉の意味を、これほど忠実に・素直に表現したアーティストは、後にも先にも彼だけでしょう。
ウィーン郊外にある市営住宅:フンデルトヴァッサー・ハウスは、奇抜なアート作品に見慣れた現代人の目にもいまだに新鮮!窓枠や廊下は、手描きのドローイングのように曲がりくねり、赤・白・青・オレンジのビビッドなペインティングがほどこされ、コンクリートの壁からは樹木がニョキニョキ・・・子供の落書きのような物体がリアリティとして具現化され、しかもちゃんと「居住」としての役割も果たしていることに驚かされます。マリア・テレジアが生きていたら、何て言ったでしょうね(^o^)

4/21/2007

4月21日OA:Relaxing Time in South India

かつて植民地時代には、香辛料や紅茶ががヨーロッパ諸国を新世界へと駆り立て、そして現在は、ヨガやアユールヴェーダが大ブレイク。ブッダの時代から今にいたるまで、インドのカルチャーはつねに世界に影響を及ぼし続けています。今回ご紹介するのは、そんなインドのエッセンスに触れる旅。都会を離れて、南インドをユッタリ・のんびり旅してみましょう。

【寺院めぐり】
南インドの玄関口:チェンナイから、さらに海岸沿いを南へ。マドゥライという街には、代表的なドラヴィダ様式の「ミナクシ寺院」があります。他にも、マハーバリプラムという街にたたずむ「海岸寺院」、カンチープラム最大の「エーカンバラタナール寺院」は、シヴァ神を祀るお寺。世界遺産にも指定されている「ガンガイコンダチョーラプラム」「ダーラースラム」etc... 見所は数え切れないほど!

【アシュタンガ・ヨガ】
ヨガの本場で、本格的にトレーニングしたい!
そんな願いをかなえてくれるのが、マイソールにある「アシュタンガ・ヨガ・リサーチ・インスティテュート」。早朝5時から9時まで、創始者のシュリ・K・パッタビ・ジョイスをはじめとするインストラクターたちからアシュタンガ・ヨガの指導を受けられます。ほんのちょっと体験・・・というよりも、最低1ヶ月はステイして、ヨガの真髄を極めたいところ。

【アーユルヴェーダ】
いわずとしれた、古代インド発祥の伝統的医療体系:アユールヴェーダ。女性に人気のアロマテラピーやオイルマッサージの源流は、ここにあり! 発祥の地といわれる南インドのケララ州では、アーユルヴェーダが大学の講義のひとつにもなっています。ただし優れた処方の数々は、限られた家系のみが伝統的に語り継いでいるとのこと。旅の途中で、秘伝の処方を探してみては?!

南インドにナンはない!

日本にあるインド料理店のほとんどは、北インド料理。どちらかというとマイナーな存在だった南インド料理ですが、ここ最近都内でも少しずつ見かけるようになりました。
今回passport 2 pricelessがご紹介するのは、日比谷線・神谷町駅から歩いてすぐのお店「ニルワナム」。今回は私:安達佳織がみずから、南インド料理を味わってきました!

「ニルワナム」は2005年にオープンしたばかり。店内に入った瞬間、従来のインド料理店とは明らかに異なる雰囲気を醸し出しています。窓から見える東京タワーを眺めながらいただく南インド料理は、スタイリッシュ&ソフィスティケイト! メニュー選びに困った私たちに、Norah Jones似のオーナー:ヴィーナさんが笑顔でアドバイスしてくれました。

インドカレーには定番と思われるナンよりも、お米や薄いペイストリーでいただくのが南インド流だそうです。油を控えたさっぱり味で、野菜もタップリ! 身体にやさしいのもウレシイ(*^^*)オフィス街という場所柄もあって、外国人のお客さんもかなりいらっしゃるそうです。
北インド料理とはまた違う、南インドの魅力をみなさんもぜひ!
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南インド料理専門店 ニルワナム

東京都港区虎ノ門3-19-7(東京メトロ神谷町駅・徒歩1分)
Mon-Sat 11:30-14:30/ 18:00-22.00(21:30 LO)
土曜日はディナータイムのみ営業

インドに行こう!

お元気ですか? 案内人の 安達佳織です。
今日のOAでは、南インドを旅しますよ!

ここでは私の見た南インド-世界遺産のハンピと、ゴアのビーチからの絵を。また行きたくなるなあ。

4/14/2007

Deepチェンマイなお寺

タイと聞いたら黙っちゃいられないぜ!
・・・といわんばかりに、p2p構成担当:レイチェルaccokからエクストラ・インフォメーションです(^o^)

個人的にはプーケット・バンコク・チェンマイを旅した経験があるのですが、今回チェンマイ特集を組むにあたり、昔のアルバムを紐解いてみたところ、チェンマイの写真が意外と多いのにビックリ! しかもそのほとんどが「お寺」。ひょっとすると、お寺の印象はバンコクよりもチェンマイのほうが強いかも。
とくにDeepインパクトだったのは「ワット・ウモン」。中心地から離れた郊外にある上、ガイドブックにもほんの小さく取り上げられる程度のお寺なので見過ごされがちですが、チェンマイに来たらぜひ訪れていただきたい。

タイの仏様美術といえば、バブル時代のディスコのようにどこもかしこもGOLDでキラッキラ、これでもかというほど煌びやか。それに対してワット・ウモンは、森の中にひっそりとたたずむ修行僧のようなお寺なのです。
見どころは「洞窟」。僧侶たちが静かに祈りを捧げられるようにと、森の奥深くに人工の洞窟を掘って、その中に仏塔を作ってしまったのです。そもそも「ウモン」とは、タイ語で「洞窟」という意味らしい。

小さな階段を道しるべに、竪穴式の洞窟へ。天井がポッカリ開いたようになっていて、奥の壁が仏棚になっています。外の灼熱がウソのように、洞窟の中はひんやり。樹木の緑が壁に写りこんで辺りは翡翠色。聞こえてくるのは鳥の声と木の葉ずれだけ。仏教徒ではない私にさえ、仏さまの声が聞こえてきそう・・・なんてアンビエントな体験なんでしょう!

チェンマイには大小合わせると、本当に数え切れないほどのお寺が点在しています。ガイドブックに載っているところは実はほんのひと握り。隠れた寺を探すのも、チェンマイ旅行の楽しみかもしれませんね。

ついに! 幻のカオソーイ(T.T)

カオソーイの味がふと懐かしくなる・・・チェンマイを旅したことがある人なら、一度はそんな経験ありませんか?

伝統が息づく街並み同様 チェンマイ料理も、他のタイフードとは少々違います。そんなチェンマイ料理を代表するのがカオソーイ。スパイスとココナッツミルクたっぷりのカレースープの中に、油で揚げた麺を豪快に放り込んで、味をしみこませながらいただく! 濃厚さのなかにもフンワリとレモングラスの清涼感が漂って、いやがおうにも食欲をそそられます。
ただし、チェンマイの郷土料理ということで、東京都内のタイ料理レストランでもカオソーイを扱うところは数えるほど。レッドカレーやグリーンカレーのようにペーストすら売っていない!(>_<) 半分あきらめかけていた方も多いのでは?

そんな東京都内のカオソーイファンの皆さんに朗報! 江東区「亜州食道」の厨房で腕をふるう2人のシェフは、どちらも北部:チェンマイとチェンライ出身。当然メニューにも、カオソーイ発見! そうそう、この味ですとも! 一口一口かみ締めるほどに、チェンマイ旅行の記憶が蘇ってきます。 カオソーイのほかにも、豚肉&レンコンの湯葉巻き揚げ団子「ホイチョー」、バイマックルーなどのスパイスの香りが楽しい「ゲーン・パー」など、他では見かけないチェンマイ名物がずらり。ランチタイムの一番人気「ナムギョウ」は、ぜひ一度トライしてみて!
水天宮駅下車、隅田川大橋をわたってスグです。パームツリーが目印!
炎の料理人2名が作るチェンマイ料理は、HOTだけどHomey。

亜州食道
東京都江東区佐賀1-1-6 アイアンクォータビル
TEL:03-5621-5811/ FAX:03-5621-5858
(月~金)11:15-13:30/ 18:00-22:45
(土)17:00~22:30
定休日:日祝

4月14日:Blooming Chang Mai

アジア旅行は 一度行ったらやめられない!
なかでも微笑みの国:タイは、若いうちに一度は行っておきたいデスティネーション。煌びやかな黄金寺院、鼻腔をくすぐるレモングラスの香り、心地よいマッサージ、ナイトマーケットの喧騒・・・これらが「媚薬」となって、世界中の若者を魅了しつづけています。
タイの中でも最近とくに注目を集めているのが、「北方のバラ」と呼ばれるチェンマイ。例えていうなら、バンコクが大都会:東京だとすれば、チェンマイは古都:京都のようなところ。タイ文化のエッセンスが、そこはかとなく街全体に漂っています。そんな独特の雰囲気のせいか、チェンマイLoverの中にはクリエイターやアーティストたちが多いんだそうです。

プーケットが「海のリゾート」だとすれば、チェンマイは「山のリゾート」。タイ観光には欠かせない寺院めぐりや極楽マッサージも、スコールに濡れそぼった新緑の香りの中なら、感慨もひとしお!

【ワット・プラタット・ドイ・ステープ】
チェンマイには見ごたえのあるお寺がたくさんありますが、ここはマスト・テンプル。標高1073mのドイ・ステープ山に位置しているので、チェンマイ市内が一望できます。寺の守り神:龍をあしらった長い階段をのぼった末に、目の前に飛び込んでくる黄金の仏殿は圧巻!ただし、山の天気は変わりやすいので、雨具の用意は忘れずに(^^)

【Baan Saen Doi Resort & Spa】
ドイ・ステープ山のふもとで見つけた、地上の楽園!
かつて栄華を誇ったラーンナー様式の建物は、いにしえの世界への招待状。そしてタイハーブをふんだんに使ったマッサージが、寺めぐりで疲れた足を癒してくれます。Resortと名のつくとおり宿泊施設もあるので、ウットリして帰りたくなくなったら、そのまま王様気分で1泊してみては?

【ソンクラーン Songkran】
毎年4月14日は、チェンマイの人々がもっとも楽しみにしているお祭り:ソンクラーン。ジャスミンやオーキッドで香りづけした水を互いに掛け合ったり、仏像を川に浮かべたりして、1年の幸福を祈います。

ここでソンクラーンについて豆知識・・・
その昔、ラーンナー王朝の偉大な王様が、跡取りの王子に対してこんな提案をしました。
「3ツの質問に答えることができたら、私の首を切り落としてお前に王位を譲ろう。ただし質問に答えることができなかったら、お前の首を切り落とすぞ」
賢い王子は、王が出した3ツの質問を見事正解! 王様は約束どおり、自分の首を切り落として王位を譲りました。

ところが王の影響力があまりにも大きかったためか、首が地面に触れたとたん、水は干上がり、地表は灼熱と化し、国は大干ばつに襲われます。王のパワーを静め、雨が降って田んぼに水が戻るようにと天に祈りを捧げた・・・
という伝説から、ソンクラーンという行事が生まれたとか。

おりしもタイは、まもなく雨季。ソンクラーンが終わると、農地では田植えの準備がはじまります。チェンマイの盛大な水かけは、これから訪れる雨季への願いでもあります。

4/07/2007

フランス:ブルターニュ地方のカフェ・クレープリー!


4月は、りんごのお酒「シードル」の一番絞りが飲める時期ですが、そんなシードルの名産地として有名な、ブルターニュ地方の郷土料理を味わえるお店が、カフェ・クレープリー「ル・ブルターニュ」です。ブルターニュ出身のオーナー:ラーシェ・ベルトランさんが、神楽坂と表参道にオープンさせた、このお店では、ブルターニュ地方の食と文化を楽しむことができます。「ル・ブルターニュ」の名物は、なんと言ってもそば粉のクレープ「ガレット」。卵やハム、きのこやベーコンなどの具が入っていて、仕上げには、香ばしい塩入りバターが塗られます。フランス料理では、夕食のフルコースにもなるということで、普通のクレープと比べても、けっこうボリュームがあるんです!そんなガレットと最高の相性なのが、りんごのお酒「シードル」です。シードルはワインよりもアルコール度数が少なく、ビールに似た感覚の飲み物で、シードルを飲みながら、ガレットを食べた後、デザートのクレープを食べるというのが、ブルターニュ地方の一般的な食事の風景のようです。

ル・ブルターニュ
神楽坂店:TEL 03-3235-3001
11:30-22:30 (LO)11:30-21:00 (日・祝)月曜定休
表参道店:TEL 03-3478-7855
11:00-23:00 (LO)11:00-22:00 (日・祝)年中無休

4月7日OA:Swedish Clear Voice!

今週は、スウェーデン出身のコーラス・グループ「The Real Group」をゲストに迎えて、彼らの故郷ストックホルムやスウェーデンの文化について、たっぷりとお話を伺いました!そんな彼らは、4月18日に「Commonly Unique special edition」をリリース。このアルバムには、Skoop On Somebodyとの共演ナンバーも収録されています。また、5月には待望のジャパン・ツアーも行なわれますので、要チェック!

THE REAL GROUP
JAPAN TOUR 2007
5/26(土)名古屋:ダイヤモンドホール
5/27(日)大阪:リサイタルホール
5/28(月)東京:Bunkamura オーチャードホール