4/14/2007

4月14日:Blooming Chang Mai

アジア旅行は 一度行ったらやめられない!
なかでも微笑みの国:タイは、若いうちに一度は行っておきたいデスティネーション。煌びやかな黄金寺院、鼻腔をくすぐるレモングラスの香り、心地よいマッサージ、ナイトマーケットの喧騒・・・これらが「媚薬」となって、世界中の若者を魅了しつづけています。
タイの中でも最近とくに注目を集めているのが、「北方のバラ」と呼ばれるチェンマイ。例えていうなら、バンコクが大都会:東京だとすれば、チェンマイは古都:京都のようなところ。タイ文化のエッセンスが、そこはかとなく街全体に漂っています。そんな独特の雰囲気のせいか、チェンマイLoverの中にはクリエイターやアーティストたちが多いんだそうです。

プーケットが「海のリゾート」だとすれば、チェンマイは「山のリゾート」。タイ観光には欠かせない寺院めぐりや極楽マッサージも、スコールに濡れそぼった新緑の香りの中なら、感慨もひとしお!

【ワット・プラタット・ドイ・ステープ】
チェンマイには見ごたえのあるお寺がたくさんありますが、ここはマスト・テンプル。標高1073mのドイ・ステープ山に位置しているので、チェンマイ市内が一望できます。寺の守り神:龍をあしらった長い階段をのぼった末に、目の前に飛び込んでくる黄金の仏殿は圧巻!ただし、山の天気は変わりやすいので、雨具の用意は忘れずに(^^)

【Baan Saen Doi Resort & Spa】
ドイ・ステープ山のふもとで見つけた、地上の楽園!
かつて栄華を誇ったラーンナー様式の建物は、いにしえの世界への招待状。そしてタイハーブをふんだんに使ったマッサージが、寺めぐりで疲れた足を癒してくれます。Resortと名のつくとおり宿泊施設もあるので、ウットリして帰りたくなくなったら、そのまま王様気分で1泊してみては?

【ソンクラーン Songkran】
毎年4月14日は、チェンマイの人々がもっとも楽しみにしているお祭り:ソンクラーン。ジャスミンやオーキッドで香りづけした水を互いに掛け合ったり、仏像を川に浮かべたりして、1年の幸福を祈います。

ここでソンクラーンについて豆知識・・・
その昔、ラーンナー王朝の偉大な王様が、跡取りの王子に対してこんな提案をしました。
「3ツの質問に答えることができたら、私の首を切り落としてお前に王位を譲ろう。ただし質問に答えることができなかったら、お前の首を切り落とすぞ」
賢い王子は、王が出した3ツの質問を見事正解! 王様は約束どおり、自分の首を切り落として王位を譲りました。

ところが王の影響力があまりにも大きかったためか、首が地面に触れたとたん、水は干上がり、地表は灼熱と化し、国は大干ばつに襲われます。王のパワーを静め、雨が降って田んぼに水が戻るようにと天に祈りを捧げた・・・
という伝説から、ソンクラーンという行事が生まれたとか。

おりしもタイは、まもなく雨季。ソンクラーンが終わると、農地では田植えの準備がはじまります。チェンマイの盛大な水かけは、これから訪れる雨季への願いでもあります。

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