11/29/2008

お久しぶウィッシュ!

どもども〜最近公共の電波を使用してモノマネを差し込みつつ放送しております、水谷です。。。皆さん、ひいてませんか(ーー;)




さて、先週の回になってしまうのですが、代官山のイータリーをご紹介しましたね!
あそこはパラダイスです。
楽しすぎて、沢山食材を買い込んだ私、、、やっと先日ディナーを作ってみましたので
アップしてみますね♪


まず私が購入したのは、、




番組でもご紹介したブラチュック、「酔っぱらい」という意味通り、ワインの香りがたまらないチーズ、それに直接イタリアから新鮮なまま届く水牛のボッコンチーニ、セージにトマトの水煮缶、天然酵母のパンなどなど。。。あっ、クッキーなどスイーツも忘れずに。


なかでも注目は初参戦の卵のパスタ!






そうそう、放送でラーメンみたいな」、と言ってしまった、、、
(一応表現するお仕事してますが、、、何か、、、)



茹で時間はなんと3分!
ダラダラしていると火が通りすぎてしまうため、必要なものは全てスタンバイし、時計とにらめっこ、、、
お湯を切り、お店の岡崎さんからアドバイス頂いた通り、生セージとバターで合わせる事に。オリーブオイルも少したらして、、、今回はラタトゥイユを付け合わせに、あと買ったパンものせてワンプレートで。





セージの香りが、、すぅんばらしいぃ!(織田裕二風に)


普通のパスタほどボリュームがないのでこれだけでメインという感じはありませんが、短くてちぢれている分ハーブやソースを絡めとってくれるので味は濃いめ。逆に味付けは塩のみで、お肉、例えばラムチョップ等の横にちょこっと盛りつけても良さそうですね。


お肉のソースで各自プレートの上で味付け、、っていうのもいいかもー!!


と職人になりきって一口食べては喉越しを確認し、また一口含んでどんなワインと合うか想像する、、目新しい食材は決まりきった家の食卓を賑やかにしてくれます(^^)



ふふふ、12月にある友人達との忘年会でこのメニュー採用しちゃおっかな〜。


※※※※※※※



そうそ、忘年会といえば、、


トラベルディナーの応募者も絶賛受付中!!
ナポリピザでかんぱ〜いしながら愉快なスタッフゥとリスナーの皆さんと旅の話で盛り上がりませんか?
私ミズタニ、今から楽しみで仕方がありません(><)


メール、楽しみにまってまーす。
締め切りは12月6日、午後2時。
最後の最後までしっかりとメールに目を通すので、ギリギリでもご安心下さいね!



それでは、風邪など引かないように、、
(何せディレクターさんはここ2週間程マスクをされているので、私がサムいモノマネをした後ちらりと顔色をうかがっても笑っているか怒っているのか分からないのですよー!怖いので実はものすごく笑ってるんじゃないかって、思う事にしています、早く治して下さいね)


それでは良い週末を!

クリスマスがさらに待ち遠しくなる アドベントカレンダー

今回は、クリスマスを指折り数える“アドベントカレンダーをご紹介しました。アドベントカレンダーとは..12月1日から24日まで。クリスマスをカウントダウンするためのカレンダーです。




24個の窓がついていて、数字がふってあります。その数字に合わせて12月1日から1の窓、2日には2の窓とひとつづつ開けていきます。窓をあけると..中に楽しい絵が書いてあったり、小さなお菓子が入っているものなどもあって、毎朝ちょっとずつ楽しめます。ヨーロッパでは、子ども達が自分で手作りするケースも多いとか。

アドベントカレンダーの由来は、スウェーデンの教会で、番号をふった28本のろうそくを、もみの木にとりつけて、それに1日づつ火を灯していった、というのがはじまりといわれています。今年もスウェーデンは、9割以上の子がアドベントカレンダーを用意しているとか。

今回、私たちが選んだのは..メイド・イン・イングランドのもの。ユニセフのカタログから注文したアドベント・カレンダーです。

立体型のカレンダーになっていて、4面それぞれに、粉雪が舞うクリスマスイブの世界の街の風景が描かれています。


      ついこんな気分にも..あると思います♪

このカレンダーのいいところは、もうひとつあって..ユニセフの商品は、価格の5割がユニセフの活動資金に活用され、世界中の子ども達のために使われるようになっています。毎日カレンダーの窓をあけながら、世界の子ども達とクリスマスをカウントダウンするしあわせも味わえそうですネ。

日本ユニセフ協会では、クリスマスカードや来年のカレンダーなどさまざまなグッズをオンラインでも購入できます。

ゲストトラベラー aminさん

今週はゲストトラベラーに
シンガーソングライターのaminさんをお迎えしました。

上海ご出身で、日本と中国で10年以上活動を続けているaminさん。1~2か月に一回は、日本と中国を行き来しているのだとか。上海に帰る時には、毎回お母さんに「小龍包、焼き饅頭、そして豚足を作っておいてね」と、電話するそうですよw

そんなaminさんからのおすすめ上海スポットは、「田子坊」エリア。昔のままの町並みの古い建物に、10年ほど前から小さな画廊が入るようなって、今ではたくさんのお洒落なショップやカフェがたくさんオープンしています。細い路地が続くこのエリアには、租界時代に生まれた古い建築物ものこっています。aminさんが行くたびに、ステキなお店が増えているそうですヨ。

そして、「ホントにおいし~んです」と、aminさんが紹介してくれた上海の食は、”生煎”=焼き小龍包です。
地元で人気の「小楊生煎館」という小龍包のお店のは特に人気で、いつも行列しているそうです。


11月19日に、ニューアルバム
My Life, My Songs」をリリースされましたaminさん。



今回はaminさんが子どもの頃に中国で聴いていた曲や、松任谷由実さんの「春よ、来い」「卒業写真」をaminさんが中国語訳で歌ったもの、谷川俊太郎さんの詩を歌にした曲、aminさんが日本語で作った歌などが収録されているんです。

aminさんは『たくさんの人たちと、時間を掛けてじっくりつくったので、やっとお届け出来てうれしい』と、お話ししてくれました。

「このアルバムは、ライブ方式で録った作品ということで、息遣いまで聴こえてくるような、まるで真空パックをあけたときのような新鮮さを感じました」by水谷

来年は、ライブも予定しているとか。
詳しくはaminさんのHP をチェックしてみてください!!

ニューアルバム「My Life, My Songs」も好評発売中です!



終始、穏やかでしあわせな空気で満たされたスタジオでした。

11/22/2008

Travel Dinnerの参加募集、締め切り間近!

みなさん、Travel Dinnerのご応募はお済みですか?

Passport to Pricelessの名物企画:
東京でリスナーのみなさんと体験するバーチャル海外旅行企画・Travel Dinner。今年最後のデスティネーションは、イターリア♪

本格ナポリ・ピッツァで、おいしく、陽気に年忘れしちゃいません? 

日時は、12月16日 火曜日、午後7時から。会場は..Ristorante e Pizzeria da IVO  です。
    (リストランテ エ ピッツェリア ダ イーヴォ)



今回も3組6名のみなさまをご招待します。
どうぞ、ふるってご応募くださいね。

締切は、本日12月6日(土) 午後2時までです!!

参加希望の方は、お名前・住所・電話番号・年齢・職業を書いて、pricelsss@interfm.co.jpへ!

ご応募がまだの方、急いで急いで!!!

この秋オープンした小さなイタリア ~ イータリー代官山

ホームパーティーも楽しい季節ですよね。そこで今週は、その準備もか ねて、”イータリー代官山”に、おじゃましました。

八幡通りに面したお洒落なエリアに、この秋オープンした”イータリー代官山”は、イタリア・トリノに本店をもつイタリア食材の専門店です。

イータリー代官山は、「買う」「食べる」「学ぶ」の3つのエリアにわかれているのですが..今回は、ホームパーティーの準備ということで、ショッピングができるマーケットエリアへと向かいました。


最初に訪れたのはパスタコーナー

イータリーでは、日本のお客様に本物のパスタを伝えたいという思いから本格パスタが並びます。こちらでは、乾燥パスタと、店内で毎日つくっているフレッシュパスタがあります。乾燥パスタは2種類に分けられ、ナポリの南で500年の歴史をもつ産地の小麦と水を使った『グラニャーノ』と、イタリアの北部で食べられている卵入りのパスタの2種類があります。マカロ二の長いバージョン通常のパスタの2倍の長さくらいあるパスタや、ラーメンみたいに黄色い卵のパスタがありました。(ラーメンみたいby 水谷)トマト・ほうれん草で色付けたカラフルなパスタもありました。生パスタはハムとかお惣菜のようにお皿に並べられ、ぺトチ―ネ、ラビオリなどもあります。




つづいてパスタのお隣、チーズコーナー♪

水牛のボッコンチ―ニやモンタージオなど、ゴロゴロ大きいまま並んで販売されていました!売り場の並べ方はイタリアと同じで、お客様と店員が会話をしながら好きなチーズを探せるよう再現されています。なかには見慣れないチーズもありますが、これは店員さんに言えば味見させてくれるんです♪私はゴルゴンゾーラドルチェをレーズンパンにのせて味見させていただきました☆ワインをつくるためのブドウの搾りかすがはりつけてある『ブラチュック』というチーズもありました。



そしてお楽しみのお酒コーナー♪
 
私が最初に気になったのは『クワットロ』!製造過程でバラの花びらが使われていて、空けるとバラの香りとアロマが漂うパーティにも使えそうなオシャレなビールで、ラベルもピンクでオシャレ♪

そして、パーティ用のワインを選ぶのに悩んでいたら、ソムリエさんが『モンテロッサ サテンブリュット』というワインをオススメしてくれました。これは辛口でいろいろな食事に合うそうです。食後の赤ワインにおオススメしてくれたのは『フォンタナフレッダのバローロ 2004』これは濃厚で渋みが強く、チーズとの相性抜群。

マグナムボトルコーナーに5リットルのワインなんてのもありました!欲しいな、、、


パスタ、チーズ、ワインの次はパンコーナーへ。

ここのパンはイタリアのピエモンテ州で栽培されているオーガニックの小麦粉から天然酵母をつかって薪窯で焼いています。ディスプレイの仕方はイタリアと同じなんです。プルーン、ピスタチオ、ミックスフルーツ、ビターチョコ、オリーブ、4種類の種のパン(ヒマワリ、パンプキン、黒ゴマ、クコの実)など種類も豊富!ここでもいろいろ試食できちゃうんです。はい、もちろん頂きましたよ♪



マーケットエリアの他、もう一つの建物があるんですがコチラはコーヒーやワイン、お菓子やジェラートが頂けます。

さまざまなスイーツも販売されていて、ビエモンテの菓子職人が美味しいばかりではなく体に優しいお菓子をつくっています。郷土のお菓子をアレンジしたものなど見ているだけで楽しくなっちゃいました♪



まるで、イタリアのマーケットでお買い物してるような気分になる「イータリー代官山」。イタリアンフードに興味のある方は、ぜひ足を運んでみること、おすすめします。


お店の方も皆さんステキなんです☆

イータリー代官山は、東急東横線・代官山駅から徒歩2分。
八幡通り沿いです。


              水谷「キャーたーのし~♪」
by Tabe

エルドラドへの旅 ~ コロンビア

今日のデスティネーションは、世界中の探検家が、エルドラド
=黄金郷をさがしに訪ねたという地、南米コロンビア”です。

15世紀頃、当時インディオたちが暮すその場所に、ヨーロッパから探 検家がやってきました。そこで彼らが見た光景は...「全身に金粉を塗りつけたインディオの首長が、”黄金の筏”に、黄金の貢ぎ物をうずたかくつみ、湖をすすみ..祈りながら、黄金を次々に湖に投げ入れた。やがて王は湖に入り、金粉を洗い落とし、湖は黄金色に輝いた」・・と、いうもの。これが、エルドラド伝説のはじまりといわれています。


そして、この黄金のありかを探して、多くの探検家がたどりついたのが、現在のコロンビアの首都ボゴタあたりだったとか..。
  
かつてヨーロッパからの探検家は、8ヶ月くらいかかったといいますが、現在の日本からだと、乗りつぎ時間を含めても20時間くらいです。空港の名前は、“エルドラド国際空港”。最近改装されて、キレイになったそうです。空港内には、インディオの装飾品なども飾られていて、着いたとたんに異国情緒たっぷりです。

人口700万人の首都ボゴタは、“プリマベイラ・エテルナ“=常春の街と呼ばれています。標高2600メートルという高地に位置しているために平均気温は、15度~20度だからです。

              【プラソレタ・デ・ロサリオ】



               【サンフランシスコ教会】

街の中心の、Museo del Oro“黄金博物館”へ行ってみると..そこには、古代コンロンビアで作られた黄金の装飾品や工芸品の数々。 多くは略奪されてしまったそうですが、ここには幸運にも残った貴重な古代の金細工が展示されています。黄金博物館はコロンビア国立銀行の建物で、3階は大金庫室。またの名を“黄金の部屋”といいます。まぶしいほどの黄金に囲まれて“エルドラド”にいる気分に..黄金博物館は、2005年に大改装をおえて、展示品を大幅に減らし2万点(!)にしたそうです。もちろん全部、黄金。2階は地域毎に分けられた展示になっています。装飾品、仮面..動物や昆虫、人間をかたどった古代の細工が見事です。中には、飛行機のようなカタチをした純金細工もあります。「黄金ジェット」と呼ばれるちょっと有名なもの。コロンビア北部のシヌー地方から複数出土したもので。幅5センチ、高さ1センチくらい。これが作られた時代は、紀元前500年~800年頃と推定されています。この黄金ジェットは、「古代コロンビアには飛行機を使う人々がいた証拠だ」と、多くの学者が主張しているとか..



さて、エルドラド伝説の発端となった、インディオの首長が黄金の筏で渡ったという湖は、コロンビアのシパキラにある湖ではにないかと、噂されています。

シパキラは、ボゴタから北へ車で1時間ほど。町の中心の市場が栄える コロニアル風の町なみです。町の郊外には、岩塩でできた巨大な”塩の山”があります。かつての岩塩鉱山につくった洞窟の奥に、”塩の教会”へと向かいました。外からみると、直径3mほどの入口だけ。その先が洞窟です。ゆるい下り坂を地下180メートルまでおりたら、そこは広い教会です。一度に数千人が収容できるという巨大な”岩塩”の教会。礼拝堂や塩の彫像、長椅子も、全部塩でできています。両脇には、直径10mほどの”塩の柱”。白い大きな十字架は、地下にある十字架では世界一大きなものだそうです。

ここシパキラの塩の埋蔵量は、「世界中の人々の、1世紀分」あるのだとか。そしてこの大量の”塩”こそが、エルドラド伝説を解く鍵なのかもしれないと、いわれているんです。

このあたりに暮らしていた インディオ“チブチャ族”は、はるか昔からこの塩を採掘して、繁栄していました。彼らは塩をもとでに、穀物や黄金を思いのままに手に入れていたといわれています。そして当時、このチプチャ族の首長が毎年1回、神に感謝するために全身に金粉を塗って、湖に飛び込む儀式がたしかにあったらしいのです。

もともと”エルドラド”という言葉は”黄金の人”という意味で、これは、この”黄金の筏”に乗ったインディオの首長をあらわしていた言葉だったのではないかと、いわれています。でも、当時の人たちにとって、もっとも重要だったのは黄金ではなく生きるために必要な“塩”だったはず。本当の財宝は、黄金ではなくて”塩”だったのかもしれないのに..

インディオの首長が黄金の筏をうかべたという“グァタビタ湖”は、シパキラの山の中に、あります。そしてかつて、スペインの研究者たちがこの湖の水を抜いて調べたら、たしかに多くの黄金が見つかったのだとか。

エルドラド伝説発祥の湖の前で、すこしふわりとした気分になるのは、標高の高さだけが原因ではないのかもしれません。


取材協力:株式会社エスメラルダ


by Haruko.M

11/21/2008

ブルゴーニュの週末。

Bon soir! パリ支局です。
ボジョレーはもう飲みましたか?

驚くことに、パリではボジョレーはそれほど流行っておりません。一応、バーやレストランに「ボジョレーが届きました!」というポスターは貼ってあるのですが、何日も前から予約するとか、12時すぎると同時に線を開けるとか、そこまでの盛り上がりはないみたいです。
実際、このポスターだって今日初めて見たし。何となく、「冷やし中華始めました」とか「土用の丑の日」的なノリなのかなあ、と勝手に想像。

さてワインといえば、先週のp2pオンエアに触発されて、ワタクシもいそいそと出かけてきました。
じゃじゃん・・・「栄光の三日間!!!!」

パリからTGVを乗り継いで、およそ2時間半。乗客の会話の端々から、ほとんど全員がBeauneを目指していることが分かります。ディジョンからのローカル電車にもばっちり「Bourgogne」の文字。これだけで、かなりテンションあがる!

電車を降りると、小さな田舎町の駅は人でいっぱい。当然ホテルはどこも満室。そうそう、日本から来た人たちも結構見かけました。
ちなみに現地では、「栄光の三日間Trois Glorieuses」というよりも、「La Vente des Vins(2日目に行われるオークションのこと)」と呼ぶのが一般的のようです。

ツーリストオフィスで地図をもらって、まずは一通り眺めてから・・・と思ったら、気づかぬうちに試飲会にスライドインしていた(^^;)

最初に訪れたMarche aux Vinsは街で一番大きなカーヴ。穴倉のような地下のカーヴへ降りていくと、少し湿った、ひなびた匂い。低い丸天井の下には、ろうそくの灯りに照らされたワイン樽。チェックポイントのようにカウンターが置かれ、ソムリエさんが待ち構えています。その奥には、ホコリをかぶったビンテージ・ボトルの数々。。。

この日のために特別に空けられたビンテージ、Savigy les Beauneの1958年モノ・・・これがヤバイぐらいに美味しい!雨上がりの枯葉のような、けむい芳香のあとに、フルーティでフローラルな赤。タンニンは柔らかめだけれど、ボディはしっかり濃厚。よっぽど買って帰りたくなったけれど、値段を見たらあまりにも分不相応なのでやめときました(^^;)
代わりに、セカンドベストで美味しかったHospices de Beauneを購入。


日本にいるときは、「ブルゴーニュは白!」と決めていたけれど、Beauneに来て、ブルゴーニュの赤の美味しさに開眼してしまいました。あとでブルゴーニュワイン美術館に行って知ったことですが、ブルゴーニュはかつて地盤沈下が起こったため、場所によってまったく地質が違うらしい。同じブルゴーニュで、同じ品種でも、味わいにバリエーションがあるのはそのためなんですって。

大きなカーヴだけでなく、レストランでも、バーでも、広場に張られたテントでもデギュスタシオン。ワインが美味しいところは食べ物も美味しい!ってことでマルシェがたち、そこらじゅうにイイ匂いが立ち込めています。生ハムでしょ、フロマージュでしょ、クリでしょ・・・もちろん、名物エスカルゴも。おお、あそこに鎮座するはトリュフじゃないか!!!!
イルミネーションにも灯がともり、一足早くノエルが来たみたい。

ちなみに、ブルゴーニュで酒の肴といえばコレ。Gougereといって、ジャガイモとチーズを練りこんだパンみたいな塩味のお菓子。ポン・デ・ケージョをもっとふにゃふにゃにした食感で、その軽い口当たりがワインを邪魔せず、さらにチーズの香りで飲みっぷりもよくなる、という仕組み。このベストマッチングは、日本でもマネしたい。

ワインという魔法のせいか、みなさんかなりゴキゲンで、初対面の私にも「ねえちゃん、こっち来ていっぱいやろうぜ!」状態。しかも、いつまでたっても終わる気配がない。というか、最初から終わりの時間なんて誰も気にしちゃいないんだな、きっと。ふだんからフランス人は時間にルーズだと思っていたけれど、Beauneでその究極を見たような気がします。
俺たち、日本のfacebookに載るぜ!・・・と満面の笑み。
ごめんよ、facebookじゃないんだな(^^)
このあと、私もなぜか合流してるし。

11/15/2008

オーロラの国から、おしゃれに交通安全

日が短くなってきました。「夕方から夜、そして深夜の時間帯は、特に交通事故に気をつけましょう!」と、よく言われますが..具体的には何をしたらよいのかなぁ~と、考えている今日このごろ。これからは夜、飲みに出かける機会も増えますしねぇ。

そこで、今回は見つけてきました。強い味方の交通安全グッズ♪ 北欧製です。

銀座プランタンで購入した“グリミス”です。スウェーデン製。柔らかい素材の反射板でできていて、キーホルダーになっています。全部で80種類ものデザインがあるそうですよ。


北欧では、これから、長い長い夜の季節をむかえます。しかもクルマ社会です。そのために、遠くからでもよく見える“反射板”をつけることが、今、常識となりつつあるそうなのです。光を反射して、キラリとひかる反射板です。とくにフィンランドでは、国の法律で この反射板の着用が国民に義務づけられているといいます。

でも、そこはさすがは北欧。ただ光るだけじゃなく、北欧デザインを取り入れた おしゃれなグッズが、たくさん!

フィンランド製の“キールー”という商品です。


キーホルダーが取り外せるタイプで、中でもフィンランドの人気キャラクター“ムーミン”が特に人気。子どもだけでなく大人の人気も集めているとか。この“キールー”を作っている会社“ヘルリッツ社”では、自転車の車輪のスポークにつけるリフレクターも発売しています。

バックにつけてオシャレ、しかもこんなに光るんです!!


同じくフィンランド製。2人の女性デザイナーがデザインした“ライフセーバー”というブランドがおしゃれな女性にブレイクしているとか。    

ノルウェーには、シールタイプのリフレクターもあります。


“シーミー(seeme)”というブランドのもので、衣類や靴に貼付けて、数時間置いておくと、あとは洗濯をしてもはがれないのだとか。衣類に貼らずに、リストバンドみたいに腕に巻くタイプもあるそうです。

リフレクター=反射板 を多く取り扱っている会社「スカンジャップ」に、北欧のリフレクター事情をうかがってみたところ..スウェーデン交通局によれば、スウェーデンで、歩行者が夜道で事故にあう可能性は、昼間の2倍以上。そのうち“リフレクターなしの歩行者”が 死亡事故にあうケースは、使用していた場合の10倍以上といわれているんですって。そんな調査もあって、北欧では5人にひとりがこの “リフレクター=反射板”を着用しているそうです。


真っ暗のなかフラッシュを使って撮影したらこんなに光りました!


これから夜のお出かけも増える季節です。オーロラの国・北欧からのおしゃれなグッズで、ご安全に!


<取材協力:有限会社 スカンジャップ

フランス・ボーヌ  ~ ブルゴーニュワインの祭典”Les Trois

今日のデスティネーションは、フランス・ブルゴーニュです。
「それって、ワイン?」と、思った方、正解です♪
ブルゴーニュ地方ボーヌで、11月第3土曜日から開かれる、
フランス最大級のワインのお祭りを訪ねました。

ワイン造りにうってつけの土壌や気候に恵まれた“神に選ばれた土地“、とも呼ばれるブルゴーニュ地方は、フランスの中央やや北東側にあります。あのロマネコンティも、ボジョレーも、ブルゴーニュ産ですよ。そこは、ワインへの熱い情熱の歴史を持つ場所でもあるんです。

ブルゴーニュワインに注がれる情熱が集約したような3日間が、11月第三土曜日からはじまります。「Les Trois Glorieuses=栄光の3日間」と呼ばれる ワインのお祭りです。その中心となるブルゴーニュ地方の北側コート・ドール県ボーヌにある町へを訪ねました。

コート・ドールは“黄金の丘”という意味のフランス語。ボーヌの町のまわりの丘には、広々としたい葡萄畑が広がっています。秋の終わりのこの時期は、一番美しい季節といわれ、ちょうどブドウの丘全体が紅葉の季節を迎えています。まさに“黄金の丘“です。

ひときわ広くて豊かなワイン畑は、クロ・ド・ヴージョといいます。クロは、周囲を壁で保護した葡萄畑のこと。見渡す限り広大な畑の横には、石垣がつづいています。ここの石壁の石は、葡萄畑にある石を拾い集めて、築かれているそうです。12世紀のはじめ、最初にこの畑に葡萄の樹を植えたのは、修道士たち。中世、この地帯は大修道院の敷地だったのです。たくさんの修道士たちが「オラーレ・エ・ラボラーレ(祈れ!働け!)」 を合言葉に、祈りをこめて、毎日ワイン作りを続けていたとか。

シャトー・クロ・ド・ヴージョと呼ばれる建物も、かつての修道院の迎賓館だったそうです。ここは今、「コンフレリ・レ・シェヴァリエ・デュ・タストヴァン」=“利き酒騎士団”の本拠地となっています。この騎士団は、1930年代始めの大恐慌の時代、ワインが売れなくなった時、有志が集まってワインの品質を守るために結成されたそうです。

ここシャトー・クロ・ド・ヴージョで、今年の「騎士団入団式」が行われ、いよいよブルゴーニュワインのお祭り“栄光の3日間”の開幕となります。

騎士団の入団式がおこなわれる頃には、ボーヌの街では、もうお祭りさわぎがはじまっています。町中がワインの匂い♪




円いかたちをしているボーヌ(Beaune)の町は、そんなに広くはありません。徒歩で町中を巡ることもできます。石畳がつづく町には、中世の城壁がのこっていて、ゴシックやルネサンスの古い建物も 並んでいます。町には“ブルゴーニュワイン博物館“もあります。建物はワイン好きだった15世紀のブルゴーニュ大公の当時の居城なんですって。

栄光の3日間の2日目、日曜日には、ボーヌ市内の “オテル・デュー(Hotel diew)”を会場に“ワイン・オークション“が行われます。オテル・デューは、神の館という意味。 15世紀、百年戦争の直後にたてられた病院で、貧しくて治療を受けられない人のために作られたそうです。ここでの治療費は無料。運営は、ワインを作ることで、すべてまかなわれます。1971年以降は、近代的な建物にうつって病院の運営が続けられています。

ここでのオークションは、少しかわった方法で、、、
今年収穫されたぶどうで作られた新酒が、まだ樽の中で熟成中にもかかわらず、オークションにかけられる、というものなんです。落札後は、自分のところで熟成して、瓶詰めすることになります。ちなみにこのオークションには、誰でも参加することができるんですって。そしてオークションの前に行われる 試飲会にも、参加できるそうです。もちろん参加させていただきます♪♪ボーヌのワインセラーでは、普段でも入場料を払えば、カーヴで試飲が楽しめるのですが、栄光の3日間の期間中は特別です。ふだん渡される試飲用の小さな器とは違って、ワイングラス”を渡してくれるのです。




地下のカーヴへいくと、ソムリエたちが待ち構えていて、ワインをグラスに 注いでくれるますよ。奥にいくほど高級ワインがあるので、欲張るためには、配分が必要とのことデス


フランス最大級のワインのお祭り“栄光の3日間”の最終日は..
シャトー・ド・ムルソーで大昼食会。800人ほどが参加するテーブルには、世界の美食家を唸らす食の
数々..これが、6時間位かけてサーブされるんですって。会場では、ワイン生産者のみなさんが、自らのワインを振る舞ってくれます。目を疑うような高級ワインも、次々に振る舞われるとか。この昼食会は、ワイン収穫の季節に、生産者と従業員、その家族、それに友達みんなでテーブルを囲んだという、ブルゴーニュの伝統に基づいているそうです。

町なかに戻れば、屋台にもおいしいワインがいっぱいです。ブルゴーニュの 葡萄の葉っぱを食べて育ったエスカルゴが、またワインに合うんですよね~ Bon appetit!

この”栄光の3日間”の収益金は、Hotel diewの運営資金となるそうです。おいしいワインを飲んで食べて思いきり楽しんで、そして社会に貢献..至福の3日間です。


<写真提供:フランス料理店 麹町「筵(えん)」