8/30/2008

<スウェーデン・妖精がすむという森の国へ>

今日のデスティネーションは、スウェーデンです。


スカンジナビア半島の東側、北欧の国スウェーデンは、森と湖の国。国土の半分は森、湖は9万5千以上もあるんだとか。

スウェーデンの8月のおわり..
森では、やさしい黄金色の太陽のもと、ブルーベリーやラズベリーがたくさん実っています。ちょうど今頃は霧も出やすくて、ベールのようにふんわりはかなげに揺れる霧の風景を、地元の人たちは“妖精のダンス”と呼ぶそうです。

スウェーデンの妖精といえば、童話「ニルスの不思議な旅」 に登場する“トムテ”ご存知ですか?トムテは、スウェーデンでは国民的な妖精たちなんです。とても小さな生きもので、人の家の近くで暮らしていると信じられています。 クリスマスイブには多く家で、トムテのためにドアの外に温かい食べ物を置いておく風習があるんだそうです。


その“トムテ”を探しに、ストックホルムへ出かけてみました。

映画「魔女の宅急便」の舞台にもなったという、ストックホルム市内のガムラスタンという街で、トムテが集合しているお店を、見つけました。木彫りのトムテ“人形“がずらり。すべて手作りで顔もひとつひとつ手描きなのでひとつとして同じものはありません。


手作りといえば、スウェーデンのお土産としても人気の幸運を運ぶ木馬”ダーラへスト”って、ご存知ですか?


1939年にニューヨークで行われた"国際見本市"で紹介されるや、一躍脚光を集めた小さな木馬です。これは、400年ほど前に、ダーラナという地方の森で働くお父さんが、こどもたちのために作ったのが始まりなのだとか。ダーラナ地方では、今でも昔ながらの作り方でダーラへストを作り続けているそうです。


ダーラナ地方は、スウェーデンの内陸、スカンジナビア山脈の森です。昔ながらのスウェーデンの風景を残していることから、「スウェーデンのハート」と呼ばれている地方です。この地方では、大人のためのハンドクラフト講座などを行うサマースクールも、毎夏開かれるそうです。


世界中に注目されているスウェーディッシュデザインは、森の中で風が生まれるように、自然にそして必然にうまれるものなのかもしれない..と、思ったのでした。

写真提供:スカンジナビア政府観光局

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