8/19/2008

これでバゲット1本食べられるのだ

忘れたころの、パリ支局です。

先週はヴァカンス・シーズンのピークだったらしく、パリはとても静か。犬のウンチもぜーんぜん落ちてません。その代り、シャンゼリゼやエッフェル塔やミュージアムは局地的に大混雑でした(^^)

そんなノンビリモードも今週辺りから徐々に抜けているようで、昨日まで閉まっていたお店もオープンして、いよいよお買い物クイーンの本領発揮!今日から3連発、パリ通信いきますよ~!第1弾は・・・じゃじゃん。「ピスタチオ・オイル」。

とくにフランス名物、っていうわけではありませんが、アタクシはもちろん、Le Bon Marcheで買いましたわ。おほほ。

ゴマを搾ってとれた油がゴマ油。オリーブを搾ったのがオリーブ・オイル。ピスタチオを絞ったのが、ピスタチオ・オイル。お皿にあけると・・・まぁ、なんて濃いの~!エクストラ・ヴァージンオイルの3倍もディープグリーンです。

そして何よりも・・・香ばしい!!!!!

以前p2pでマカダミア・オイルを紹介したことがありましたが、ピスタチオ・オイルそれをはるかに上回る感動!炒ったばかりのピスタチオを、目の前につきだされたような、香ばしくて、甘美で、少しエキゾチックな香り。蓋をあけた瞬間、しばらく言葉が出ない・・・。

フランスの科学者で美食家のエルヴェ・ティス氏によると、香りの分子は動物性油脂によく溶ける性質を持っているらしい。つまり、ピスタチオ・オイルを肉や生ハムと一緒に食べれば、肉の脂と香り分子が融合して、より香りが堪能できるというわけ。
ということで、今夜のディナーは生ハムサラダ。レモンとオイルと塩コショウ、というシンプルな組み合わせなのに、深いコクがあるような気がします。


さらにエルヴェ・ティス氏いわく、香り分子は加熱することで空気中に拡散して、嗅覚に刺激されやすくなるらしい。ということは、肉のソテーに使ったら、最高の一品ができるということかしら??

東京でもデパ地下やD&Dで購入できると思うので、見かけたらぜひお試しあれ。決して安いお買いものではありませんが(パリでも、小瓶で8ユーロ前後)、その感動は無限大!

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