今週のデスティネーションは、ポーランドの港町グダニスクです。
バルト海沿岸、ポーランド最大の港町です。
千年以上前から、海の交易の玄関口として栄えていたところで、
14世紀には、”ハンザ同盟”の街としてにぎわっていました。
どこの国にも属さない「自由都市ダンツィヒ」となったことも。
また、ここは琥珀の産地として有名です。
グダニスク付近のバルト海沿岸地域で
世界の琥珀の8割がされています。
旧市街には、中世の町並みが続き・・
街を、運河が流れています。
ドゥーガ通り”別名「王の道」という、
メインストリートが通っています。
道の途中のドゥーギ広場の真ん中には、
「ネプチューンの噴水」という17世紀につくられた噴水が、
水しぶきをあげています。
ネプチューンは、”グダニスク”の守護神とされているんですって。
グダニスクでは、7月25日から「聖ドミニコ市」が開かれています。
なんと749年間の歴史を持つイベントで、1千軒以上の露店が並び、期間中のべ7万人の人が訪れるとか。
そんなグダニスクの中心部から、車で30分ほど。
オリーヴァ地区へやってきました。
ここはかつて、キリスト教のシトー会が開いた場所。
その中心が”オリーバ大聖堂”となっています。
13世紀にシトー会の教会としてつくられたのがはじまり。
現在の建物は、17世紀に再建されました。
中に入ると、祭壇までの長い通路と、高い天井が印象的。
中心には、大きな大きなステンドグラス。
祭壇はバロック様式、演台はロココ様式。
かつてのシトー会のスポンサー達の肖像画も飾られています。
たくさんのアンティーク美術品が教会に奥に保管されているんですって。
このオリーヴァ大聖堂の、”パイプオルガン”は、
世界でいちばん美しい音色を奏でる、といわれているもので..
大小あわせてパイプの数は7896本。
ただいま、オリーヴァ大聖堂で
”パイプオルガンフェスティバル”が開催されています。
世界各国から集う パイプオルガンの名手による演奏会です。
金曜日と火曜日の、毎晩夜8時から、演奏会がはじまります。
誰もが厳かな気持ちになるという..
世界で最も美しい音色のパイプオルガン..
その演奏にあわせて、大聖堂の高い天井で、
天使の装飾が動き出します。
<取材協力/写真提供:株式会社ユーラシア旅行社>
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