12/06/2008

サンタクロースの故郷への旅

今回は、サンタクロースの住む町を探しに、フィンランドへ向かいました。噂によると、サンタクロースは、そこで奥さんや仲間達と暮らしているとか...

サンタクロースの町を訪ねる今回の旅。最初の手がかりは、郵便物でした。宛名に「サンタクロース様」とだけかいて、住所を書かずにエアメールを出すと、フィンランドの”ロバニエミ”という町に届くそうです。ロバニエミは、フィンランドのラッピ州の州都。ラッピは、フィンランド語でラップランドのこと。冬の今は一面の雪景色、湖も凍りついています。気温はマイナス30度くらいだとか、、、



*ロバニエミは、人口6万人弱の小さな町です。町のまわりは白樺の森、町のメインストリートの両側にはショッピンアーケードが続いています。クリスマスイルミネーションがきれいなんです☆

サンタクロースのオフィスは、ロバニエミの中心地から車で20分ほどのところにあります。そこは、「Santa's Workshop Village」=サンタクロース村と呼ばれています。三角屋根の建物が”サンタクロース・ポストオフィス”です。一見、普通の郵便局ですが、ここには赤と黄色の2種類のポストがあります。黄色いポストは普通の郵便用。赤いポストはクリスマスシーズンに届けるための郵便専用のポストだそうです!ここには、世界中からとどくサンタクロース宛の手紙が、ドサーっと積まれています。



*ポストオフィスの隣がサンタクロースのオフィスです。暖炉のそばに大きな椅子。これがサンタクロースの椅子とのこと。普段はよくこの椅子に座って握手をしたり、サインをしたり、暇なときはお話もできるそうですが..今日はここにはいらっしゃらないようですねぇ..

サンタクロースは、1925年に仕事場をここに移したといわれています。理由は『北極で食料が不足して、トナカイにエサをやれなくなったから』とのこと。これは当時新聞が報道したそうですよ。今は毎日のように空飛ぶトナカイがひくソリにのってここへ通勤していると「Santa's Workshop Village」で聞きました。そしてサンタクロ-スが住んでいるのはコルヴァトゥントゥリという山なんですって。どうやら今日はサンタさん自宅にいらっしゃるようです。

さてサンタクロースの年齢、いくつだと思います?フィンランドでの報道によると西暦2000年に1500才になったそうです。誕生日はクリスマスイブとのことなので、もうすぐ1508才


コルヴァトゥントゥリは、大きな耳のかたちをした山で、ラップランドの北極近くにあります。サンタクロースはこの山で、奥様のミセス・サンタと暮らしています。同い年の料理上手な奥方だそうです。”トゥントゥ”という小さな妖精たちも、ここに暮らしているそうです。トゥントゥはフィンランドでは有名は妖精のことですが、人の目に見えませんここでは、切り株の上にたてたらえた家に住んでいる老若男女のトゥントゥがたくさんいて、サンタクロースを助けているそうです。建築班、清掃班、パン造り班、料理班、トナカイ班、印刷班、サウナ係など、部門別に働いているとか。おもちゃ工房で、子ども達の玩具を作るんのも、トゥントゥたちの仕事だそうです。

耳のカタチをしたこの山では、子ども達の願い事が聞こえるのだとか。サンタクロースとトゥントゥが、日々その願い事を赤い表紙の本に書き込んでいるそうです。

クリスマスが近づいている今頃は、やはり大忙しなようです。大勢のトゥントゥが、プレゼントはちゃんと箱づめされたかトナカイの調子はどうか、そして届け先のリストの最終確認など..

クリスマスイブにはサンタクロースは戸棚から赤い長いウールのガウンをとりだします。プレゼントを入れる袋はMrs.サンタが作ったカラフルなパッチワーク。もみの木の根っこをけずってつくった“旅の杖”も必需品です。100年以上使っているもので、イブの夜にだけ取り出す特別な杖だとか。サンタクロースは、イブにはお弁当を持って出かけます。スズキをライ麦パンでくるんで焼いたものというのが恒例。水筒にはベリージュースをいれていくそうです。12月はフィンランド語では、ヨウルクー=クリスマスの月。聞にも「クリスマスまであと何日!」という記事が毎日出て、国中でカウントダウンしています。joulua (ヒュバーヨウルア) !という声が、あちこちから聞こえています。

「写真提供:Visit Finland」>

by Haruko M.

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