12/05/2009

<2010年へのカウントダウン>

今日は、世界中のカウントダウンを訪ねる旅に出かけます。

海外では、
家族みんなで厳かに過ごすクリスマスのかわりに..
ニューイヤーズイブは、恋人や友だちと一緒ににぎやかに
過ごす♪という国が多いんです。



例えば、ニューヨーク・タイムズスクエアでの、
カウントダウン・セレブレーションは、
世界中から何十万人が集まる、Bigパーティ♪
今年も着々と準備がすすんでいます。
名物の”ニューイヤーズ・イブ・ボール“は、
2500個以上のクリスタルと、
3万個以上のLEDライトが輝くもの。

新年のちょうど60秒前に降下しはじめます。
同時に、みんなの願いや新年への抱負がかかれた紙が
コンフェティ=紙吹雪になって舞い踊ります。
紙吹雪の重さは計1トン!
そして元旦0時ちょうどに、ボールの光が消えて、
タイムズスクエアのてっぺんで、
“2010”の文字が輝きます。



スペイン・バルセロナでの新年へのカウントダウンは、
クリスマスの飾り付けの中で行われます。
カタルーニャ地方でのカウントダウンでは..
“ぶどうを12粒”食べるんですって。
新年12秒前からはじまるカウントダウンにあわせて、
1粒づつ食べていくんです。

1秒に1粒ですから、けっこうハイペース。
おいしいぶどうで お口いっぱいジューシーになりながら、
ハッピーニューイヤー♪

厳密にいうと、ぶどうを食べながら
”新年の抱負”を唱えると、カンペキ..とか!?
”ぶどう12粒でカウントダウン”の習慣は、
カタルーニャを中心にスペイン、南米でも行われます。



イタリアのカウントダウンは、”赤いパンツ(下着)”で!
赤いパンツをはいて年を越すと、幸せになる
..というジンクスがあるんです。
これ、女性だけじゃなく、男性もなんですよ。
そんなイタリア・ローマでは..
”レンティエッキ”というレンズ豆の料理”が
大晦日定番の年越し料理があるんですって。

この豆がコインの形ににていることから..
レンズ豆を煮込んだ”レンティエッキ”を食べると..
”お金が儲かる♪”..とくにローマの商人の方々に
人気の年越し料理なのだとか。


豆といえば..
アメリカでも ”Black-eyed pea”という豆が、
お正月の料理として登場します。
マッシュしたり、煮込み料理にしたり、
いわゆるソウルフードメニューによくつかわれる豆です。
いんげん豆より少し小さめで、黒い丸い模様が一つあるので
こう呼ばれているそうです。
古きよきアメリカを思い出すために、新年はじめに、
この豆を食べる..という人もいるそうです。
ドイツでは、
大晦日の夜、日付が変わったあとに
“ブライギーセン”という占いをする伝統の習慣があります。

スプーンに鉛をのせて、それをろうそくの火にあぶり
鉛がとけてきたら、水に落として、
出来た形が、新年の運勢..というもの。

ドイツの大晦日といえば..”花火”です。
新年0時ちょうど、いたるところで盛大にあがります。
個人でも、ロケット花火を どんどん打ち上げます。

これは年が変わると同時に、大きな音をたてることで、
悪いものを追い払う、厄払いをする、
という意味があるそうです


ところで、中国では、年越しの”餃子”が
占いのキットでもあるんです。
大晦日の夕食を食べた後、一家全員で、
年越し餃子を作るのが、中国の習わしです。

その中に、黒砂糖やピーナッツ、お金を入れたりも。
それぞれ健康、長生き、お金持ちのサインなんですって。
あたった人は、新年のハッピーパーソン♪というわけ。

中国のお正月は、旧暦ですからまだもう少し先。
でも、西暦のお正月もちゃんと楽しんじゃうそうです。
たとえば、台湾の台北では、カウントダウンの花火が
西暦の元旦0時ちょうどに 派手に打ち上がります。

そのまわりは、お祭り会場になっていて、
たくさんの屋台には、どうやら麺類が多いような気もします
あっさり味のタンツー麺、
たっぷり辛い担々麺、牡蠣入りのメンセン、
汁ビーフン..
みんな一皿50元くらい。150円くらいですね。
こんな年越し蕎麦もありかも♪

さて、もうすぐ2010年。
みなさんはどこで、どんなふうに迎えますか?

by Haruko Miyazaki

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