10/04/2008

この世の天国・クロアチアへ

今日のデスティネーションは、クロアチア(Hrvatska)です。

クロアチアの言葉で10月は、リストパド(listopad)。落ち葉という意味..そんなクロアチアの落ち葉の季節は、リュフの季節です。国内外から3千人以上の人が、1万匹以上の犬をつれて トリュフさがしのために山に入るそうです。

海岸線から十数キロ内陸に入った“ブイエ“という町の郊外にある丘の上が、トリュフの森なんですって。イストラ半島に、正式に登録されたトリュフハンターは、約500人。みんな優秀なトリュフ犬が パートナーです。この近くの村では、トリュフ探しを体験できるツアーもあるそうです。もちろんトリュフ料理を思う存分味わえるレストランがこのあたりにはいっぱい。トリュフをおいしくいただくヒケツは、やっぱり“鼻”をきかせることですって。 ..(クンクン)お手本は、犬(わん)ちゃんたちです。


犬といえば..あのダルメシアン(=101匹わんちゃんでおなじみの白黒の犬ですネ)は、クロアチアのダルメシアン地方が故郷なんですって。トルコ国境を見張る番犬として、貴重な戦力だったという記録もあるとか。


ダルメシアン地方、クロアチアの南端“ドゥブロヴニク”です。


ドゥブロヴニクの街は、かつてヴェネツィアに匹敵する700隻の商船を保有、海洋都市国家として繁栄した場所です。その歴史を受け継いでいるのが旧市街です。旧市街は、長さ1940mの城壁で ぐるりと囲まれています。城壁の高さは一番高い所で25mもあります。8世紀から建設がはじめられたこの城壁が、15世紀には 勢力をのばしてきたオスマントルコからも街を守ったのだとか

メインゲート“ピレ門”から 旧市街に入りましょう♪中世の時代、ここは日没と同時に、門扉に鍵がかけられ、夜明けまで出入することはできなかったそうです。 

門の中へ入ると、そこは中世の世界。入り口には、15世紀にできたという円形の大きな噴水真っ直ぐ伸びる石畳の「プラツァ通り」が、メインストリート。石畳は長い歴史のなかで、磨かれて、象牙のように滑らかな光沢をおびています。

東西につづく200メートルのブラツァ通り沿いには、教会や修道院もあります。ヨーロッパで3番目に古い薬局もあって、今も営業をつづけています。メインストリートの両脇、裏に入れば、小さな路地が網の目のようにのびていて、そこには日常の暮らしがあります。

このドゥブロヴニクの旧市街は、一時「危機にさらされている世界遺産」に指定されていました。
修復したのは市民ボランティアの力です。かけらを拾い集めて、中世の石を探して、ひとつひとつ時間をかけて修復したといいます。1994年に危機指定が解除されたときには たくさんの市民がこのメインストリートのプラツァ通りに集まって 喜びをわかちあったそうです。自由と独立を守りつづける“アドリア海の真珠”ドゥブロヴニク。その輝きは、今はもう完全によみがえっています。 




さて、このあとは アドリア海に浮かぶ島で おいしいシーフード三昧に。クロアチアの魚は“三度泳ぐ”といわれています♪最初は海で、次はオイル、3度目はワインで泳ぐとか。他にも美味しそうな料理がいっぱい♪





アドリア海の島々へは、ドゥブロヴニクの旧市街の港から 連絡船が出ています。紺碧の海に停泊しているあの船にのって、行ってきます!

2 件のコメント:

A Engineer. さんのコメント...

私も昔、クロアチアのドブロブニックに行きました。
当時の写真は
http://www.akai-pc.com/main.php/1999Croatia/
に。

内戦終了2年後だったのでそこかしこに砲撃の後があり、生々しかったです。
料理はすばらしかったですし、人々も優しかったのを覚えています。

匿名 さんのコメント...

aさんへ
メッセージありがとうございます。写真も拝見しましたっ!美しい景色の中にも少し物悲しさを感じるのはクロアチアが抱えている悲しい歴史があるからかもしれませんね。でも、確実に人々は前に進んでいるのを今回番組でご紹介しながら感じました。
素敵な写真の数々!どうもありがとうございます!!何気ないお昼寝中の犬などの写真が絵になりますね〜(^^)
またおすすめの場所などありましたら、教えて下さいね! 水谷ユミ