11/07/2009

<白いダイヤモンド(=白トリュフ)に魅せられに..北イタリア・アルバへ>

今日のデスティネーションは、北イタリア・アルバです。



人口3万人ほどのこじんまりした町・・
その名声は世界に轟いています。



それは、最高級”白トリュフの産地”として。




町の中心地は、塔やドゥオモが立ち並ぶ中世の町並み。
そのまわりは広大な丘陵地帯。そここそが、世界最高級の
白トリュフの宝庫なんです。

 ※世界三大珍味のひとつ”トリュフ”は..
  ブナやカバノキなど”広葉樹”の根元の深いところで
  育つとても貴重なキノコの一種です。
  白トリュフと黒トリュフがあって、白トリュフが、
  特に貴重とされています。
  この白トリュフのお値段は、宝石なみ。一塊で何千万円
  というお値段がつくものも..

今年も白トリュフの収穫季節がやってきました。
地元アルバでは、ただいま”白トリュフ祭り”開催中。
今回で79回目。
町じゅうが、うっとりするようなトリュフの香りに
包まれています。


メイン会場へは、チケットを購入して入場します。
このチケット、ワインの試飲がセットになっているんです。
グラスを手に、ワインを飲みながら地元のチーズやサラミなども試食し
ながら、白トリュフ選びができるんです。
会場内には、たくさんのトリュフのブースが並んでいます。
香りが命のトリュフですから、ショーケースに入ってます。係の人は、 白手袋をはめていますヨ



10月3日から続いている今年の”白トリュフ祭り”は、
いよいよ明日11月8日・日曜日が、クライマックス。
”オークション”です。
昨年の最高価格は、ひとかたまり20万ドルとのことですが
..さて、今年は!?

“アルバ”は、“アグリツーリズモ”の
デスティネーションとしても、人気上昇中です。

町の中心から、車で10分ほどいったところにあるのは、
“カッシーナ・バラック(Cascina barac)”。



ワインメーカーのオーナーが経営している宿で
部屋から見える風景は、見わたすかぎりのブドウ畑。
宿のレストランでのブランチは、本当に素敵。
地元産の美味しいづくし、おなかいっぱい味わえます。

アルバの町なかや郊外には、たくさんのレストランも
あります。 
そこでの..”白トリュフ料理”といえば・・
この時期、一度は体験したいのが
”白トリュフのタヤリン”。
卵が練り込まれた”タヤリン”というピエモンテ名物の
パスタが、ゆがいてバターを絡めただけの状態で、
お皿にのせられ、テーブルに運ばれてきます。 
それからテーブルの上で、
専用のトリュフ・スライサーを使って、目の前で
白トリュフをかけてくれる..というもの♪ 
夢心地の香りに、うっとり♪

白トリュフって、卵との相性がバツグンなんですって。
”目玉焼きの白トリュフのせ”も、
ここアルバの名物料理です。
目玉焼きに、白トリュフを削ってかけるだけ。
ちょっと半熟くらいの目玉焼きがいいんですって。
これが、白トリュフの香りをいっそう引き立てます。
家庭でも、作れますし..
高級リストランテでも、この時期には特別メニューとして
登場しているようです。

アルバでおいしいものに出会いたいなら、
「とにかく、まずは食べてみること」
..と、地元の人にすすめられました。
理由は 「どこで、なにを食べても、おいしいから!」 
グルメの聖地 北イタリア・アルバ、
どこに行っても、どこをとっても、美味だらけ♪
なんです。



<取材協力/写真提供:DONO del SOLE
 
<取材協力:イタリア政府観光局>


by Haruko M

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