3/17/2007

3月17日OA: Las fallas de Valencia!

今週末、バレンシアではスペイン3大祭りのひとつ、「火祭り」が行われます。また今年は、ヨーロッパで実に152年ぶり!となる「第32回アメリカズ・カップ」もバレンシアで行われるなど、今、世界中の注目がバレンシアに集まっていると言ってもいいでしょう。伝統的なスペイン料理パエリヤ発祥の地としても知られるバレンシアには、人々を惹きつけるものがたくさんあるようですね!

【スペインタイル】
北アフリカのイスラム教徒がスペインに移住してきたときに、タイルの文化も同時にスペインに入ってくることになったのですが、現在でもバレンシア地方を旅すると、眩しい太陽の光を受けて、街のあちこちを美しく飾るタイルの存在に気づかされます。実際にバレンシアの街に降り立つと、通りや店の軒先、駅のホーム、教会や家々の門…と街中にタイルがふんだんに使われていて、まるで街全体がタイル美術館のような美しさを誇っています。

【陶器】
バレンシアの観光名所にもなっている国立陶器博物館に行くと、スペイン各地から集められた5000点を超える陶器が展示されています。また、バレンシア近郊の街マニセスは、街そのものがまさに陶器一色!この街にはおよそ125の工場や工房があり、陶器を販売するお店がたくさん軒を連ねているのですが、さらに記念碑や建物の壁、電気屋さんなどのお店の看板にも陶器が使われています。

【火祭り】
昔からサン・ホセの日に、古い材木や木屑などを集めて大きな焚き火をする習慣が大工たちの間で受け継がれていましたが、ある日、張子の人形を火の中に投げ入れたのが周囲の人々に面白がられ、それがきっかけとなっていろいろな人形が作られるようになりました。「ファヤ」と呼ばれるこの人形は、大小とりまぜて計600にのぼります。そして最終日3月19日、サン・ホセの夜には、小さなファヤから次々と火がつけられ、20日午前1時に、バレンシア広場の巨大なファヤが炎に包まれると、火祭りが閉幕、これをもって本格的な春の訪れとなります。

0 件のコメント: