国際金融の中心地、として知られるフランクフルト。
また、国際的な見本市が行われる街でもあります。
出張でよくお出かけになっている方も多いでしょうね。
高層ビルがならぶ金融街から東へ足をのばすと、
フランクフルトの繁華街:レーマーベルク広場があります。
石畳の広場の周りには、木組みの柱に、
階段状の屋根がかわいらしい、ドイツ風の建物。
それらはパブやレストランになっていて、
そこらじゅうから美味しいにおいと、
賑やかな声が聞こえてきます。
都会的な金融街のすぐそばに、
こんな場所があるのが不思議です。
レーマーベルクから、今度は南へ。
フランクフルトを東西に流れる「マイン川」、
この川を渡った対岸には、
通称:ミュージアム通りと呼ばれるところです。
マイン川沿い:およそ1キロの通りに、
美術館や博物館が16も並ぶ、ミュージアム通り。
このミュージアム通りを、
西から東へ、ざあっと歩いてみましょうか!
シュテーデル美術館は、
14世紀から~現代にいたるまでの、
さまざまな名作を集めた美術館。
中庭は、モダンアートのオブジェが並ぶ
「彫刻庭園」になっています。
お仕事帰りの方々向けに、
やや遅い時間からエントリーできる
「after workニュージアムツアー」もあります。
16ものミュージアムが並ぶ、
フランクフルトのミュージアム通り。
通りをおりると、
すぐマイン川の土手が広がっていて、
地元の若者が、土手の芝に寝転がって
ビールや音楽を楽しむ光景が見られます。
とくに夏場は、オープンテラスのカフェも臨時営業したりと、
いっそうにぎやかになります。
週末には、アンティーク・マーケットも開催されたりと、地元・フランクフルトっ子の憩いの場所でもある、マイン川。中心からすこし足をのばして、ローカルライフをすこし感じてみてはいかがでしょう?
フランクフルト・ソーセージといえば、
日本では縁日の屋台などで串にささっているのを想像しますが、本場では、同じ屋台でも、直径1メートルはありそうな巨大な鉄板の上に並べられ、下から直火で焼きあげます。
カリっと香ばしいソーセージに合わせるのは、ビール!・・・もいいですが、ここはひとつ、アップルワインに挑戦。フランクフルトでは昔から、伝統的にりんごを使ったお酒が作られていて、仕事の息抜きにアップルワインを飲んでいたんですって。
フランクフルトでアップルワインを飲むなら、
ザクセンハウゼンがお勧め。
マイン川の南側の一角、
黒塗りの柱と白い漆喰の壁の建物がならぶエリア。
昔は、職人が多く住んでいた場所で、
いまでは、庶民的なパブやレストランがずらっと並びます。
ザクセンハウゼンのシンボルになっているのが「噴水」。
クラッパーという小さな路地にある噴水には、
大きなワインボトルを背負った、女性の像がたっています。
「ラウシャーおばさん」と呼ばれるここの女性は、
その昔、自家製のアップルワインをかついで、売り歩いていたそうです。
ザクセンハウゼンに来たらアップルワインを飲む!という理由、これでおわかりですね。
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