2/09/2010

ワインの里 ニュージーランド・マールボロ地方へ!

今週のデスティネーションは、南半球ニュージーランド。
ワインの里:マールボロ地方へ出発!!

ニュージーランドには北島=ノースアイランドと、
南島=サウスアイランドの、2つの島がありますが、
マールボロが位置するのは、サウスアイランドの最北端。

ここはニュージーランドでも
年間の日照時間がもっとも長いエリアで、
1年中ふりそそぐ太陽と、広大な山々に囲まれた地形、
そして海からの潮風が、
ぶどうづくりに最適な環境を作っているんだそうです。



その結果、ニュージーワインの60%以上が、マールボロ産!!
いままで気づかずに飲んでたかも、、、
とくに、ソーヴィニヨン・ブランのクオリティは世界最高クラス。
ワイン愛好家の間でも人気上昇中なんですって。




南半球では、夏が終わって収穫の秋をむかえるところ。
マールボロでも、ちょうど今日:2月13日に、
年に一度のワインの祭典、
マールボロ・ワイン・フェスティバルが開催されています。

マールボロ地方にはおよそ100近いワイナリーがありますが、
フェスティバルでは、その半数以上が参加。
最高級のニュージーワインを、
いっぺんに味わえてしまう! というわけです。



まず事前にチケットを購入して・・・
フェスティバルの入り口で、
試飲用のワイングラスをもらいます。
そのグラスを手に、各テントを回ってテイスティング。
ワインはあまり詳しくないんだけど・・・
という方もご安心を!
ぶどうの品種から作り方まで、
ていねいに教えてくれるワイン教室もあります。


当然、ワインが美味しいところには、
美味しい食材もあるわけで・・・
マールボロの場合は、
海産物とのマリアージュが欠かせません。
キリッと冷えたソーヴィニヨン・ブランに、
磯の香りたっぷりのオイスター、
もしくは、実がしまったムール貝:
グリーン・マッスルでいただくのが定番。



特設ステージではライブ演奏が流れ、
人々は芝生の上にねころんで、
ワインとムールを囲んでおしゃべり。
地元の人々にまじって、
素敵な休日にジョインできちゃうのが、
ワインフェスティバルのいいところですね!


さて、ワインを堪能したら、
ワインを生んだ大自然にも目を向けてみましょう。
サウスアイランドの最北端に位置するマールボロ地方には、
「マールボロ・サウンド」と呼ばれる、
風光明媚な海岸があります。

小さな入り江が複雑にいりくんだフィヨルド状の海岸線は、その昔、近く移動で沈んだ渓谷に、海水が流れ込んでできあがったもの。ニュージーランドの先住民:マオリの伝説によると、マウイという神様が釣りをしていたとき、乗っていたカヌーが座礁して、南島=サウスアイランドになった、と言われています。このとき、粉々になったカヌーの船首が マールボロ・サウンド。

カヤックやヨットを借りて、波にゆられるもよし、
あるいは緑の木々の中、トレッキングするもよし。
アウトドア派には、フィッシングやマウンテンバイクも楽しめますし、
食いしん坊の方には、豪華客船にのって、ムール貝やオイスターを堪能しながら
入り江をめぐるクルーズツアーもあります。


さて、マールボロ・サウンドから今度は西へ。
ネルソンという町へ向かいます。

「芸術家の町」として知られるネルソンには、
町のあちこちに、手作りガラスの工房や、陶芸のアトリエ、
マオリの伝統工芸:亜麻を編んだ
フラックスの体験教室などがいっぱい。
また、手作りのチョコレートやパンを売るお店、
オーガニックのハチミツやジャムの専門店もたくさん並んでいます。
ワインショップも、小規模ながら質の高い、
家族経営のところが多いそうです。

ネルソンは、3つの国立公園と
2つの海洋保護地区がある、自然の宝庫。
いまご紹介したThe SmokeHouseも、
ワイメア・エスチュアリーという
海洋公園のほど近くにあります。
ここは、コトゥクという、
白サギに似た渡り鳥の飛来地としても有名で、
The SmokeHouseのカフェにも、
ときどき迷い込んでくるそうですよ。

コトゥクが見られるのは、
ニュージーランド・サウスアイランドだけ。
3月を過ぎると、遠い空へと旅立ってゆきます。



写真提供:ニュージーランド政府観光局

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