今日のデスティネーションは、ドイツ・ヴァイマール。
ユネスコ世界遺産“、古典主義の都ヴァイマール”です。
かつてザクセン・ヴァイマール公国の首都だったこの地に、
“ファウト”などで知られる文豪ゲーテが招かれ、
宰相として、町おこしを行いました。
18世紀のことです。
ゲーテの呼びかけで、シラー、ヘルダー、リストといった、
たくさんの文化人が 続々とワイマールに集ってきました。
このためヴァイマールは、芸術家達がくらし、
交流するサロンのような街となったんです。
「ヴァイマール古典主義」と呼ばれる、
新たな時代の芸術や文化がここで花開いたのでした。
その後、街にはこの精神がひきつがれ、
”バウハウス”が1919年開校。
現代民主主義の礎とされる“ヴァイマール憲法”も
この街で採択されています。
その”古典主義の都ヴァイマール”..
今週末は・・!
玉葱で埋め尽くされています!
毎年10月第2週の週末は、”たまねぎまつり”。
正式には、
ヴァイマール・タマネギ市場=ヴァイマール・ツヴィーベルマルクトといいます
西暦1653年が続いている歴史ある行事。
はじまりは、収穫された玉葱の品評会だったそうです。
現在では、毎年40万人の観光客が訪れるフェスティバル。
移動遊園地あり、コンサートありの賑やかなイベントです。
街じゅうの広場に仮設ステージが作られ、
細い路地にもミニステージが。
フッションショーあり、ミュージカル、パントマイム..
もちろん管弦楽も登場します。
演奏は、どれをとってもレベルがとても高いんですって。
<写真提供:ドイツ観光局>
主役は、なんといっても”たまねぎ”です。
たくさんの屋台が出て、そこで売られている物は..
・花束のようにアレンジされているたまねぎのブーケ(?)
・観葉植物のたまねぎ。
・玄関用のハート型の玉ねぎリース。
・玉葱でつくった人形などなど..
・玉葱柄の、食器類や雑貨、などなど。。
このたまねぎ祭りで、
これを食べなきゃ、秋ははじまらない!
といわれるおいしい名物があるんです♪
「ツヴィーベルクーヘン」といいます。
ツヴィーベルは、ドイツ語で玉ねぎ。クーヘンは、ケーキ。
つまり“たまねぎケーキ”。
でも甘くありません。
ピザのような生地の上に、
玉葱がた~っぷり盛っているものなんです。
たまねぎ祭りの屋台いただく、
トロットロでアツアツの 焼きたてたまねぎケーキ
これぞ、秋到来の味なんですって。
この“たまねぎケーキ=ツヴィーベルクーヘン”は、
ワインとの相性がバツグンです。
“フェーダーウァイサー”という、
白ワインと一緒にいただくのが、地元では定番。
そういえば、たまねぎが大好きで、
書斎の机の上にもたまねぎをいつものせていたという
ゲーテは、
お酒好きでもしられていて、中でも、葡萄酒がお気に入り。
こんな詩がありますよ
「 憂いはいのちの敵、ぶどうがアダを討つ 」
..つまり、くよくよせずに、葡萄酒を飲もうよと。。
ヴァイマール、大いなる文化の街に..カンパイ♪
by Haruko M
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