美味しいものをたらふく食べて、飲んで、騒いで、水谷コワれる・・・というのがいつものパターンでしたが(^^;)第6回はちょっぴり趣向を変えて、『セミナー形式』で。食にまつわるウンチクをお勉強しながら、お腹だけでなく好奇心も同時に満たしてしまおう、という企画です。たまには、インテリジェンスなところも見せないとね☆
今回のテーマは「世界のチーズ食べ比べ」。
日本におけるチーズのパイオニア:フェルミエさんにご協力をいただいて、愛宕店のサロンで開催しました。チーズがならぶショウケースの奥に、こんな素敵なサロンがあるんですねぇ。
今回のTravel Dinnerは、番組史上最多のご応募をいただきました!ご好評につき、急きょプラス1組=4組8名様をご招待。ツワモノが集まりましたぞ。 | |
講師をつとめてくださった、フェルミエ愛宕店店長:山口真理さん。 「世界各国のチーズを食べ比べて、それぞれの味の違いを楽しんでください」 |
出てきたチーズはぜんぶで6カ国・11種類!どれもこれも個性的なチーズばかり(@@)
OAでは一部しかご紹介できませんでしたが、ここでは全種類を一挙公開! 疑似チーズセミナーのはじまりはじまり~♪
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【スイス/ グリュイエール】
スイスを代表するチーズは、飽きのこないシンプルな味。オニオングラタンスープの上にのっかっているのが、コレです。クセがなく食べやすいので、初心者にもおすすめ。熟成期間が長いものになると、シャリシャリッ☆とした食感も楽しめます。
【スペイン/ マンチェゴ&サンシモン】
(しまった、マンチェゴの写真を撮り忘れてしまいました~>w<) スペインでは昔から、羊の飼育がさかん。だから、チーズもやっぱり羊乳のものが多いんですって。その代表選手がマンチェゴ。羊チーズ特有のピリッとした食感と、独特の香りが特徴。塩気も少し多いみたい。
一方、こちらは牛乳うまれのサンシモン。
左側:スモークしてあるほうがサンシモンです。形がユニークでしょ?? 現地では「おっぱいチーズ」なんて愛称で親しまれているそうです。そのまんまじゃん。 スモークの芳香とミルクの甘さが相まって、まるでコーヒー牛乳みたい!
【ベルギー/ シメイ・ア・ラ・ビエール】
ベルギー名物、修道院ビールを表面に塗って熟成させたチーズ。色もなんとなくビールのような黄金色?! (ビールと聞いて、水谷さんの目が光ったのはいうまでもない) ビールで洗ってある割には、香りはそれほど強くない。もちもちっとした食感は、一度食べたらクセになります。今年の夏は、枝豆+ビールのコンビに、ぜひこのチーズを加えてみたい。
【イギリス/ スティルトン&ホワイトスティルトン】
「世界三大青カビ」のひとつ、スティルトン。大理石のように、青カビが網目のように張り巡らされているのがおいしさの証拠。青カビのなかでも、比較的マイルドで食べやすい種類です。
こちらはちょっと変わった、ホワイトスティルトン。青カビの代わりにドライフルーツがたーぷり! チーズそのものは熟成が浅いフレッシュタイプ。チーズの塩分とドライフルーツの甘さが絶妙! 「まるで甘くないチーズケーキを食べてるみたい!」 デザート感覚でパクパク♪ 女性陣には大好評でした。
【イタリア/ ボスケット・アル・タルトゥーフォ&ウブリアコ・アマローネ】
またまたmix系チーズの登場!こんどはイタリアから。
手前が、トリュフを惜しげもなく混ぜ込んだボスケット・アル・タルトゥーフォ。
高級ワイン:アマローネの搾りかすを、チーズの表面にまぶして熟成させたのが、ウブリアコ・アマローネ。
口に運ぶ前から、すでに香りが・・・!この香りだけで、ワイン1杯はかるくイケますな。
ウブリアーコとは、ワインを絞ったあとのブドウかすで熟成させたチーズの総称。イタリア語で「酔っ払いチーズ」っていうんですって。
(ってことは、ユミちゃんもウブリアーコ?!)
【フランス/ ブリ・ド・モー&ヴァランセ&エポワス】
いわずとしれたチーズ王国:フランスには、ひとつの村にひとつのチーズ、というほど数えきれない種類が揃っています。その中から今日は、タイプの異なる3種類。
ブリ・ド・ムラン/ クロミエと並んで、白カビ三兄弟のひとり:ブリ・ド・モー。力強い味わいが特徴。とろとろっと、今にも流れ落ちそう! カマンベールを卒業したら、ぜひブリ・ド・モーに挑戦してみて。
ピラミッドのような物体は、山羊乳のチーズ:ヴァランセ。表面が黒いのは、熟成させるときに灰をまぶすから。余分な水分を吸収して、熟成を助けるはたらきがあるそうです。切り分けると、象牙のように白い身が現れます。
切り分けるのも、楽しみのうち。どこがイチバン美味しいかな~??
山羊乳の場合、春が出産シーズンにあたるため、ちょうどいまが食べごろ。ママ山羊の栄養たっぷりのミルクが、チーズとなっていただけます。
そして、第6回Travel Dinnerのラストを飾るのは・・・ チーズの王様「エポワス」。
みよ、このとろけぐあいを!!
そもそも、オレンジ色の表面からして、かなりヤバい。
マール酒で表面をあらったウォッシュタイプ。においはかなり強烈(>_<)ですが、口に運ぶと、濃厚なミルクの風味にヤられます。スプーンですくって、クラッカーにのせて、パクパク! クラッカーがとまりません。
【番外編】
クセの強いチーズは苦手・・・という方に、山口店長からアドバイス。
チーズにジャムをつけて食べる、新発想!
たとえば、青カビ:ロックフォールと洋ナシのジャム。
フェルミエでも扱っている「Cheese Mania」は、チーズとの相性を考えて作られた専用ジャム。
タイプ別に、レッドベリー系・柑橘系など、いろんなジャムがあります。+ジャムのマジック、ぜひ試してみて!
いやいや、これだけチーズを食べまくればさすがに飽きるか?と思いきや、参加者の皆さんはご満悦のよう。 「ふだん食べたことがないチーズばかりで、楽しかった!」 「こんなにたくさんの種類をいただけて、勉強になった!」 と、大好評いただきました♪ 外見はゴッツいチーズも、食べてみると意外とまろやかだったりするもの。今回のセミナーをきっかけに、いろんなチーズにトライできそうな気がしてきました! 山口さん、フェルミエのみなさん、ありがとうございました! **** フェルミエ愛宕店
港区愛宕1-5-3 愛宕ASビル1F
tel: 03-5776-7720
11:00~19:00 日祝定休
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