9/24/2010

生誕200周年の音楽家:フレデリック・ショパンをたどる旅。

今日のデスティネーションは、
ポーランド:ワルシャワです。

ワルシャワ・・・海外旅行先としては、
比較的新しい部類にはいるかもしれませんね。
ポーランドの首都で、国のほぼ中央に位置する都市。
その歴史はふるく、17世紀初頭にはポーランド王国の首都に選定。その美しさは「北のパリ」と たとえられたほどだったそうです。

そんな、ワルシャワで一番の有名人といえば・・・
クラシック界の貴公子、天才ピアニストでもあった
作曲家:フレデリック・ショパン。
彼が幼少時代を送ったのが、ワルシャワなんです。

今年2010年は、ショパンが生まれてちょうど200周年。
例年以上に、ワルシャワに熱い視線が注がれています。
ショパンも愛したワルシャワの散歩道、たどってみましょう!


最初にやってきたのは、
街の南にある大きな公園、ワジェンキ公園。
正門を入って真正面に、ショパンの像が目に飛び込んできます。
5月から9月まで、毎週日曜日の午後には、
この像の下で、ミニコンサートが行われています。

ワジェンキ公園から北へ・・・現在ワルシャワ大学がある辺りは、
若かりしころのショパンがよく散歩していたところ。
カジミエシュ公園という小さな庭園で、読書を楽しんでいたそうです。公園のすぐそばには、ショパンが育った生家。
そして、ショパン一家が通っていた聖十字架教会があります。

教会を入って2つ目、左側の柱にご注目。
なんとこの中には、
ショパンの心臓が入った壺が安置されているんです!

ショパンはパリでこの世を去りますが、
死後、姉のルドヴィカが、彼の心臓を祖国に持ち帰りました。
世界大戦中は、度重なる空襲を避けるため、
田舎にひそかに移されていたとか。
そこまでして守りとおしてきたショパンの心臓、
それは、音楽以上の意味がありそうですね。


教会を出て、さらに北へ。
旧市街へとつづくミオドヴァ通りは、かつてのワルシャワの社交場。
多くのアーティストたちが、芸術談義を交わしていたところ。
もちろんその中には、ショパンの姿もありました。

当時の面影をのこすレストラン「ホノラトカ」。
通りに面したオープンテラスに目をこらすと、雑踏の向こうに、
希望に瞳を輝かせたかつての若者たちが見えるような・・・


今年は、ショパン生誕200周年ということで、
ワルシャワの町は文字通り「ショパン一色」。
今年から新しく導入された観光アトラクションも、
話題になっています。

そのひとつは、長い改装工事を終え、
今年3月にリニューアルオープンした
「ショパンミュージアム」です。

18世紀の趣をのこす古い建物なんですが、すごいのは「中身」。
ショパンが実際に使っていたピアノや、
直筆の楽譜が展示されているほか、
譜面台を指でなぞると、あら不思議、
ピアノの音色がポロロン、ポロロン♪

そう、最新テクノロジーをふんだんに取り入れて、
音楽と映像で、ショパンの作品に
触れることができるしかけが満載なんですって!
これなら、クラシック初心者の方でもすんなり楽しめそうですね。

そしてもうひとつが、「ショパンのベンチ」。
先程も、ショパンゆかりの場所をいくつかご紹介しましたが、
それらの場所に、マルチメディアを内蔵した
特設ベンチが設置されました。

見た目はごく普通の、平たいベンチですが・・・
座面に、ここがショパンゆかりの場所であることを示す文章と、
QRコードが刻まれています。
このQRコードを、携帯カメラを使ってアクセスすると・・・
その場所にまつわる詳しい情報をダウンロードできる、という仕組み。街全体をミュージアムに見立てたツアーガイドみたいな感じですね。

だがしかし!「ショパンのベンチ」の裏技はここから!!
ベンチの端に取り付けられた謎のボタン、、、
これを押すと、ベンチからショパンのピアノ曲が聞こえてきます!
散策で疲れた足を、ベンチで一休み、さらに音楽でリラックス。
なかなか粋なサービスじゃありませんか!

「ショパンのベンチ」は、ワルシャワ市内15か所。
しかも、ベンチ1台1台で、流れる曲目がちがっているそうです。
そう言われると、全部回ってコンプリートしたくなりますね。

町をぐるっと一回りして、全部のベンチを制覇するころには、
きっとあなたもショパン通。

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