7/11/2009

フランスが生んだ芸術家、ルネ・ラリックの作品を観に、、、

日常生活に「旅」のエッセンスをプラスする「Pleasure」。
本日、みなさまをご案内するのは、
国立新美術館で開催中の「ルネ・ラリック」展です。

ルネ・ラリック…ガラス作品はとても日本で人気があるので、
花瓶など見たことがある方も多いのではないでしょうか?



19世紀末から20世紀半ばにかけてフランスで活躍したラリック。
アールヌーボーのジュエリーデザイナーとしてキャリアをスタート、
20世紀に入ってからはアールデコのガラス工芸家として大成功をおさめた、”2つの人生を生きた人”と言われています。

そんなルネ・ラリックの生誕150年を記念して開催されている「ルネ・ラリック」展。


「今まで見たこともないものを作り出す」が口癖だったラリック。
その思いを展覧会のコンセプトに「今までに観たこともないラリック展」にするべく、可能な限りの作品を集めたそうです。



過去最大規模のラリック展が見れる東京…幸せですよね〜。
東京にいながら世界を感じることが出来る訳ですからっ!



生誕150年を記念して開催されている「ルネ・ラリック」展は、
広い広い国立新美術館のなか、400点の展示品があるそうなのですが、中でも「この作品はじっくり見てほしい…」という、注目の作品を担当の東京新聞・文化事業部の井鍋雄介さんにお聞きしたところ



こちらの、チラシに使っている「ケシの花」が注目なんだとか。

花の脈がこまかくこまかく金で細工されていてとても綺麗♪

ケシの花は、奥様のアリスさんのイメージでもあり、
ジュエリーのモティーフとして何度も登場しているとのこと。

美しく、しなやかなケシの花には、
奥様への愛も重ねていたんですね。納得!




前半はジュエリーなので女性は楽しめますが、
カーマスコットや文房具など男心をくすぐる作品もあるんです。







他にも、広い国立新美術館ならではの展示もありました!
1925年、パリで開催された
アールデコ博覧会に出品された野外噴水塔「フランスの水源」。
この噴水に使われていた、16のガラスの女神像のうち、
世界から集められた12点が、ずらっと飾られているんですね。
これは圧巻でした。







他にも置物、テーブルセット、香水瓶、装飾パネル、
テーブルセンターピースなど、息をのむような美しさの作品ばかり。






「ルネ・ラリック」展は、
国立新美術館で、9月7日まで開催されています。

0 件のコメント: