9/27/2008

エチオピア・人類発祥の国の、盛大なマスカル祭

今回のデスティネーションは、エチオピア連邦民主共和国です。





人類発祥の地,ナイル川の水源,シバ女王伝説からはじまる建国3千年の歴史..神秘にみちあふれるエチオピアです。

エチオピアを訪ねるなら、どうしても知っておかなかければならないことがあります。それはエチオピアのカレンダー。エチオピアで1年は13か月。30日の月が12と、残りの5日だけの、計13か月。このエチオピア暦でいくと、現在は2001年の1月。21世紀もはじまったばかりなんです。お忘れなく。つまりエチオピアに行くと、もれなく7才若返っちゃうってことも、お忘れなく。

エチオピアの首都・アディズアベバでは、今日(西暦では9月27日、エチオピア暦では1月16日)は、エチオピア最大のお祭り“マスカル祭”の日です。1600年の歴史をもつ、エチオピア最大のお祭りです。マスカルとは、エチオピアの言葉で “クロス、十字架”という意味。

エチオピア国の各地で行われる“マスカル祭”ですが、特に、ここ首都アディスアベバの“アビヨット・スクエア”では盛大。各地から集まる司祭だけでも200~300人。教会関係者が数百人。群衆の人数は10万人とか。広場の中心にたてられた高さ3~4メートルほどの十字架の塔が、“マスカル祭”のシンボルです。この十字架の塔に、祈りや踊りがささげられています。ケベロという大きなタイコを、肩からタスキ掛けにして、これを叩いて、それに合わせて歌い、踊ります。掌を上にして、胸の前で軽く左右に振る静かな踊りがとても印象的。これは、日本で私たちが神様の前で両手をあわせるのと、同じ意味なのだとか

長い儀式の後で、十字架の塔に火がつけられます。塔が崩れ落ちた方向によって、その年の吉凶を占うそうです。


【写真提供:写真家、三澤和子さん】


マスカルは、エチオピアの国花の名前でもあります。
ちょうど、今がそのマスカルの花の季節。
寒い雨期があけて、アディス・アベバは今がいちばんよい季節。
街も山も草原にも 黄色いマスカルの花が咲き誇っています。

~お知らせ~
「社団法人日本エチオピア協会・駐日エチオピア大使館・エチオピア・ミレニアム2000実行委員会では、この11月にエチオピア国立劇場より舞踊団を招き、日本公演を予定しています。

11月2日(日)には、高輪区民センターでワークショップと公演。
11月8日(土)には、広尾のJICA地球ひろば講堂にて、
エチオピアンナイト(エチオピアの音楽・ダンス・食事を楽しむ夕べ)で、深淵なエチオピア文化の一端を日本の皆さんにご紹介いたします。チケット等の手配については日本エチオピア協会へお問合せください。  
社団法人 日本エチオピア協会
電話(03)6413-5956 
E-Mail:ethiassojpn@flute.ocn.ne.jp 

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