9/13/2008

アルゼンチン・イグアスの滝でお月見

世界三大瀑布のひとつ”イグアスの滝”は、南米アルゼンチンと、ブラジルの国境にあります。今回はアルゼンチン側から、”お月見”に出かけまししょう!

イグアスとは、先住民の言葉で“大いなる水”という意味なのだとか。その名前のとおり、イグアスの滝は大小275ほどの滝が集まったもの。全体の幅はおよそ4キロメートル、高さ平均は約70m。イグアスの滝全体では、1秒ごとに6万5千トンもの水が流れ落ちているそうです。








イグアス空港からバスに乗って30分、イグアス国立公園ゲートにつきました。

イグアスの滝では”満月ツアー”が催行されています。満月をはさんだ前後5日間だけの、夜の滝を見にゆく現地ツアーです。2008年9月は、12日から16日まで。夜8時以降ひと晩に3回のツアーがあって、所要時間は2時間半。料金は一人17$です。

2200平方キロの広い公園内では、環境に配慮して、交通手段は低ガス燃料で走る鉄道のみ。公園入口からイグアス最大の滝の最寄り駅まで、時速 20 キロ以下でゆっくり走って行きます。



20分ほどで、悪魔の喉笛駅へ到着です。列車をおりて、およそ1キロさあ“悪魔ののど笛”へと歩いていきましょう。“悪魔ののどぶえ(ガルガンタ・デル・ディアブロ)”の展望場所から見る月光に照らされる滝は、シルバーブルーに輝いています。昼間の荒々しさが影をひそめて、やさしさを感じます。怖いくらいだった壮大な水の音も、満月の下では、やわらかな音に聞こえるから不思議です。はげしい水しぶきも、夜はどこかふわふわと舞うように光ってみえます。

このイグアスの満月ツアーは、いろんな国の人が参加しているのですが、中には瞑想に耽っている人や、おもわずお祈りしている人も..

月の夜、イグアスの滝に、白い虹が見えることがあります。月光と滝の飛沫が架ける虹です。“ムーン・レインボー“と呼ばれる「この白い虹をみた人は、幸せな人生をおくる」と、いう言い伝えがあるそうです。

帰り道は、なぜかみんな無口になりがち..
空には、満月、南十字星。どこまでも滝の音が追いかけてきます..。

夢現の気分は、しばらくおさまりそうにありません。


取材協力:ニュージャパントラベル(株)

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