6/04/2010

Destination:Portugal

日常生活に旅のエッセンスをプラスする「Pleasure」

世界各国のデザイン雑貨が集まるお店
表参道にあるMoMA Design Store。

こちらでは今、
「Destination:Portugal」が開催されています。

この「Destination」は、
MoMA Design Storeでの人気企画シリーズで…
毎年、ひとつの世界の国や地域にフォーカスして、
その国の文化やデザインを世界に広めるという目的で
開催しているイベント。

これまでにブエノスアイレス、ベルリン、
韓国、日本もフィーチャーされています。


ポルトガルをフィーチャーした、今年。
通常は、ポルトガルに行かなければ手に入れることのできない、80点以上のアイテムが期間限定で販売されています。インテリア、キッチン、ジュエリー、ファッション…幅広いセレクション。



展示フロアでまず目に入ってくるのが、
フロアに敷き詰めたコルク!

世界のコルクの50%以上が
ポルトガルで生産されているんですって!

アイテムの中にも…ありました!コルクの商品。
といっても、傘にバッグに、
ワインクーラーにエプロン!全部で10種類ほど。


コルクアンブレラ   MoMA Design Store

こちらがその傘。
コルクで傘?大丈夫かな…と思ったんですけど、
よくよく考えると、コルクは水をはじくので、問題ないんですよね。
しかも、軽い!傘にぴったりかも。
ナチュラルな色も、いいかんじです。

コルクというと、
ワインのボトルキャップに使われていることが多いですが、
今はスクリュー式だったり
プラスチック素材に変わってきています。

そこで、このコルクをどうやって活かしていくか…
ポルトガルの人は考えているそうで、
だから、いろいろなアイテムが登場して来ているというわけ。


世界のコルクの半分以上が、ポルトガル産なので、
ポルトガルの経済を支えていると言っても過言ではないとか。

また、コルク商品の収益の一部は、
コルク樫の森を保護する活動に寄付されます。
地球に優しいエコ活動にもつながっているんですね。




コルク製品の他にも、ありますありますよ!

ポルトガルでは、
美しく描かれたタイル(アズレージョ)が、
お家の壁だったり、教会、公園、地下鉄など、
あちこちに埋め込まれていて、街に彩りを添えています。

そんなアズレージョを使ったコースター!


タイル ドリンクコースター   MoMA Design Store

それぞれ柄が違うので、何枚も欲しくなっちゃいますね。


ほかにも、、、


ウェザー ルースター    MoMA Design Store】 


こちら、
手のひらサイズの、かわいらしいニワトリの置物


これは、ポルトガル北部の街:バルセロスのシンボル、
雄鶏のオ・ガロ・デ・バルセロスです。

真実の証しといわれている、
このオ・ガロ・デ・バルセロスがモチーフになった置物は、
「Weather Rooster」。

空気中の湿度に反応して、
色が変わり、天気を教えてくれるんです。
羽と尾っぽの、青い部分が、
湿度が高くなると徐々にピンクに。
色が変わってきたということは、
雨が近いということ。

真実=ウソを付かないオンドリちゃんが、
お天気を伝えてくれるなんて…ユニークですね。


MoMAが見つけたポルトガルのグッドデザイン。
どれもこれも、日常生活に役に立つものでありながら、
やっぱりどこかアート。でも素朴さも感じられるものばかり。


「Destination:Portugal」は、6月25日までの開催です。

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