6/04/2010

長い冬が終わって、いよいよ夏本番!     フィンランド:ヘルシンキです。

今日のデスティネーションは、
北欧フィンランドの首都:ヘルシンキです。


1日歩けば、街の大部分は網羅できてしまうほど、
ヘルシンキはとても小さな街。
一応トラムも走っていますが、せっかくの晴天ですもの、
初夏のひざしを受けながら、歩いて回ってみましょう。

セントラルステーションから
メインストリート:エスプラナディ通りをとおって、
ぷらぷら歩くこと15分・・・
緑あふれる遊歩道のむこうに、
キラキラ輝く海がみえてきました!




エスプラナディ通りのどんつき
元老院広場では、毎朝マーケットが開かれています。



船から水揚げされたばかりの新鮮な魚や、色とりどりのベリー



スープやパンやコーヒーといった軽食の屋台もあるので、
地元の人々といっしょに、ここで朝ごはん。



フィンランドの食卓には欠かせない、酢漬けニシン、
これも、マーケットで売られているのが断然おいしい!
漁師さんの自家製です。


元老院広場の奥、小高い丘の上に、
絵本に出てきそうな可愛らしい建物が。
赤レンガの壁に淡いグリーンの屋根、
てっぺんにはゴールドの玉飾り。
ロシア正教の寺院:ウスペンスキ寺院です。



そう、フィンランドは一時期、
ロシアの統治下にあったこともあり、
ロシアの影響を受けた建物もいくつか残っています。
建物そのものも素敵ですが、
ここから見下ろす街の眺めが また絶景!


おや、それほど離れていないところに、
ひときわ目立つ真っ白い建物が。
街でもっとも古い歴史を誇る建築物 ヘルシンキ大聖堂です。



ローマの神殿のような円柱の柱にかこまれた、ドーム状の教会。
聖堂の前にのびる階段は、ヘルシンキっ子たちの憩いの場所。

ローマのスペイン広場のように、
階段に腰掛けて本を読んだり、待ち合わせしたり。
雲ひとつなく晴れた青空と、聖堂の白い外壁が、
なんとも美しいコントラストを創り出しています。

白と青のコントラスト・・・
そういえば、フィンランドの国旗も、白と青。
初夏のこの時期、フィンランドの人々が浮き足だってしまうのも、
白と青のせいなのかもしれません。




土地柄、冬が長いため、夏はとにかく
屋外ライフをエンジョイするのがヘルシンキ流。

そんなヘルシンキの夏にかかせないのが、
セウラサーリ島にある、オープンエア・ミュージアムです。

セントラルステーションからバスに乗って、
西へ向かうこと20分ほど。
森、というのにふさわしいような、
緑のカーテンを抜けてゆくと、穏やかな湖、
そのほとりでバスを降りれば、オープンエア・ミュージアムに到着。

ミュージアムといっても、
いわゆるアート作品はここには展示されていません。

入口で地図を購入すると・・・
さまざまなかたちをした、家のマークが。

セウラサーリ島は、フィンランド各地にのこる古い民家を
地方から運んできて移築した、「古民家のミュージアム」なんです。

広大な自然公園のなかを、地図をたよりにハイング。
すると木々のむこうから、
緑にとけこむようにして、さまざまな古民家が姿を現します。




サウラセーリ島のオープンエア・ミュージアムは、
5月から~9月までの期間限定。
公園内にはキャンプ場もあって、
事前申請すればバーベキューも可能。

6月下旬、夏至の日におこなわれる「夏至祭」では、かがり火をたいて、盛大なキャンプファイアーで盛り上がります。



ヘルシンキといえば、北欧デザインの街。
エスプラナディ通りを超えた一帯は
デザイン・ディストリクトと呼ばれ、
北欧デザインを思う存分堪能したいー!
という方にはうってつけのエリアです。

白木の家具に、カラフルなプリントのお洋服、
飴いろに光るアンティーク・・・
購買欲をそそるお店が、あっちにもこっちにも!
ほんの4~5ブロックのエリアに、
170ものお店もひしめいているんですって!

ちょっと歩いただけで、
買い物袋がいっぱいになっちゃいそう(^^)

デザインはあんまり詳しくないんだけど、という人は、
デザインミュージアムから初めてみてはいかがでしょう?
家具、ファッション、陶器、電化製品にいたるまで
フィンランドを代表するデザインが、年代別に展示してあって、
北欧デザインのおおまかな歴史を知ることができます。

そもそも、フィンランドのデザインは、
お隣:スウェーデンの高度経済成長においつくための手段として発展していった。そんな豆知識がわかると、ウィンドウショッピングもより楽しくなりますよね。

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