6/12/2010

アメリカ建国の原点、歴史の街:ボストン

今日のデスティネーションは、
アメリカ東海岸。ボストンです。



今ははるか17世紀・・・
イギリスを出港した船メイフラワー号が、
大西洋を渡って、新大陸アメリカへ到着。
このとき移民を乗せた船がたどりついた先がボストン。
いわば、「アメリカ合衆国の原点」ともいうべき場所です。


最初のキーワードは「クラシック」。

クラシックの世界でボストンといえば、
世界にその名をとどろかせるオーケストラ:ボストン交響楽団。かつて小澤征治が常任指揮をつとめたのは、記憶に新しいところです。




通常、こうしたオーケストラは、
秋から~翌年春までを1シーズンとして夏の間はオフ。

本拠地を離れ、地方コンサートや
フェスティバルに参加するんですが、、、
ボストン交響楽団の場合は、
シーズンオフの5月から~9月上旬の期間中、
「ボストンポップス・オーケストラ」という、
別のオーケストラを編成。

ふだんクラシックを聴かない人にも、親しんでもらおうと、
地元ボストンで、演奏会を行っているんです。

ようするに、ボストンポップスの演奏が聴けるのは夏だけ、期間限定!この伝統は1885年から今日まで、125年間つづいています。

ポップ、という名のとおり、
定例のコンサートよりもカジュアル。
クラシックだけでなく、ジャズや映画音楽なども演奏するので、
これなら初心者でもすんなりなじめそう。

さらに、クラシックビギナーにうれしいのが、
ボストンの夏の風物詩となっている、
音楽の祭典「タングルウッド・フェスティバル」。
今年は、今月28日からスタートします。

会場は、ボストン郊外の街:レノックスの、自然公園のなか。緑がゆたかで、公園というより森という印象です。ステージの周りも 一面芝生になっていて、観客はお弁当持参でピクニックしたり、芝にねそべって日光浴したり。ときおりそよぐ風にのって、音楽が聞こえてきます。



つづいての旅のキーワードは・・・「アンティーク」。

ボストンはふだんから、アンティークショップがたくさんあることで知られていますが、
1年に3回、世界最大とよばれるアンティークのイベントが開催されます。
ボストン市内から車でおよそ1時間ちょっと、
ブリムフィールドという街で行われる、ブリムフィールド・アンティーク・ショー。

毎年5月・7月・9月、それぞれ6日間。
陶器・家具・ジュエリー・ファッションなど、世界中からさまざまなディーラーが
自慢の品を持ち寄って、販売するんですが・・・その数、なんと1万2000店!
お気に入りの商品との出会いが楽しみですね♪



ボストンは潮の干満の差が高く、
寒流の影響で海水がつねに低いため、
オイスターの生産地として世界でも有名。

わざわざ養殖する必要もないほど、
たくさん獲れるんだそうです。
そのため、ボストンではオイスターは1年中食べられますし、街の中にもオイスターバーがいっぱい。

日本のプックラした牡蠣とくらべるとちょっと小ぶり、
でもその分、磯とミネラルの香りがたっぷりです。

生でも美味しいですが、レストランによっては
「ゆでオイスター」という隠れた逸品を出すところもあります。
ゆでてある分、身が柔らかくなって美味しいんだとか。



牡蠣と人気を二分するのが、
「クラム」=日本でいうところの、アサリ・ハマグリ。
名物料理:クラムチャウダーも人気ですが、
地元では、生ガキのように、
獲れたてをツルッと・生でいただくのが通だそうです。
ハマグリを生で食べる!
ボストンの貝は、そうとう新鮮なんですねえ!

想像すればするほど、お腹がグゥグゥなってしまいそう。

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