スコットランドのスカイ島です。

スカイ島へのアクセスは..
スコットランド本島から、
「スカイロードブリッジ」を渡ってわずか数分。
この橋は、1995年に完成したもので、
それ以前は、本島からの移動には船しかありませんでした。
そのためここは、”最果ての島”とされてきました。
今でもフェリーは運行しています。フェリーだと50分ほど。
デッキからは、海を泳ぐアザラシの姿もときどきみかけるとか..
スカイ島は「翼をもつ島」という意味。
島のかたちは、その名のとおり、
鳥が翼をひろげたような形をしています。
大きさは、日本の佐渡ケ島のほぼ2倍です。
一方、古くから伝わるケルトの言葉”ゲール語”では、
「霧の島」と呼ばれるそうです。
お天気が変わりやすく、
一年中、霧に覆われることが多いから、とか。
「スカイ島には、観たこともない絶景があるんだヨ」と、
前田アナが友達に教えられた通りに、
スカイ島の景色は、ダイナミック。
切り立った山肌と、その麓に広がるのどかな牧草地帯、
なだらかな海岸線に、ところどころあらわれる深い入江、
断崖絶壁、手つかずの自然..そんな風景です。
スカイ島には、こんな伝説があるんです。
18世紀なかば、
スコットランド王の後継者とされる“ボニー・チャールズ”を、
一人のスカイ島出身の女性が救いました。
イングランドとの戦いに破れて逃亡中に、
逃れる先を失ってしまったチャールズを、
メイドに女装させて一緒にスカイ島へと渡ったのです。
ボニーチャールズは、ここで数ヶ月間暮らしたともいわれています。
でも、チャールズには、3万ポンドという懸賞金がかけられていました。
今なら数十億円という大金です。
それでも、スカイ島の人々は、誰も裏切らなかった、とか。
女性の名前は、フローラ・マクドナルドといいます。
ボニーチャールズは、彼女に別れ際、「必ず戻って来ます」と、
自分の巻き毛を切って、フローラに渡したそうです。
入り江にそびえる“ダンヴェガン城“は、
スカイ島最大の観光スポットです。
断崖にそびえる、厳ついかんじのダークな色合いの古いこの城、
13世紀につくられたスカイ島の名士
マクリード家(MacLeod)の居城で、
800年間、一族が暮らしていたところです。
歴史ある調度品の数々が、ほぼそのままの姿で残されています。
中に、ボニー・プリンスが置いて行ったという“巻き毛”もあります。
ダンヴェガン城には、もうひとつ注目の宝物があります。
一見、額に入ったぼろぼろの布..なのですが、
「フェアリー・フラッグ」という伝説の旗。
これをかざして戦うと勝利をもたらすといわれる宝物です。
実は、ここにも、言い伝えがあります。
昔々、マクリード一族の当主が結婚したのは、妖精の娘。
けれど彼女は、妖精界の掟で、
20年後に帰らなければなりませ んでした。
別れ際に、1枚の旗を最愛の夫に渡して、こう言ったです。
「一族に危機が訪れたら、この旗を振ってください。
この旗は3度まで,あなたがたを助けることでしょう」
実際に、この旗は2度振られ、
マクロード一族を勝利に導いた..とか
シャイだけどとても親切なスカイ島の人たちは、
とても仲が良くておしゃべるずきのようです。
島に伝わる伝説も、
そんな島の人たちが大切に語り継いできたのでしょうか。
<取材協力 MHD ディアジオ モエ ヘネシー株式会社”TALISKER">
by Haruko M.
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