3/14/2009

「私をスカイ島へ連れて行って♪」と、マエマリが言うので,,,今日はスコットランド・スカイ島へ

今日のデスティネーションは、Isle of Skye、
スコットランドのスカイ島です。



スカイ島へのアクセスは..

スコットランド本島から、
「スカイロードブリッジ」を渡ってわずか数分。
この橋は、1995年に完成したもので、
それ以前は、本島からの移動には船しかありませんでした。
そのためここは、”最果ての島”とされてきました。
今でもフェリーは運行しています。フェリーだと50分ほど。
デッキからは、海を泳ぐアザラシの姿もときどきみかけるとか..

スカイ島は「翼をもつ島」という意味。
島のかたちは、その名のとおり、
鳥が翼をひろげたような形をしています。
大きさは、日本の佐渡ケ島のほぼ2倍です。

一方、古くから伝わるケルトの言葉”ゲール語”では、
「霧の島」と呼ばれるそうです。

お天気が変わりやすく、
一年中、霧に覆われることが多いから、とか。

「スカイ島には、観たこともない絶景があるんだヨ」と、
前田アナが友達に教えられた通りに、
スカイ島の景色は、ダイナミック。
切り立った山肌と、その麓に広がるのどかな牧草地帯、
なだらかな海岸線に、ところどころあらわれる深い入江、
断崖絶壁、手つかずの自然..そんな風景です。




スカイ島には、こんな伝説があるんです。

18世紀なかば、
スコットランド王の後継者とされる“ボニー・チャールズ”を、
一人のスカイ島出身の女性が救いました。

イングランドとの戦いに破れて逃亡中に、
逃れる先を失ってしまったチャールズを、
メイドに女装させて一緒にスカイ島へと渡ったのです。

ボニーチャールズは、ここで数ヶ月間暮らしたともいわれています。
でも、チャールズには、3万ポンドという懸賞金がかけられていました。
今なら数十億円という大金です。
それでも、スカイ島の人々は、誰も裏切らなかった、とか。

女性の名前は、フローラ・マクドナルドといいます。
ボニーチャールズは、彼女に別れ際、「必ず戻って来ます」と、
自分の巻き毛を切って、フローラに渡したそうです。

入り江にそびえる“ダンヴェガン城“は、
スカイ島最大の観光スポットです。

断崖にそびえる、厳ついかんじのダークな色合いの古いこの城、
13世紀につくられたスカイ島の名士
マクリード家(MacLeod)の居城で、
800年間、一族が暮らしていたところです。

歴史ある調度品の数々が、ほぼそのままの姿で残されています。
中に、ボニー・プリンスが置いて行ったという“巻き毛”もあります。
ダンヴェガン城には、もうひとつ注目の宝物があります。
一見、額に入ったぼろぼろの布..なのですが、
「フェアリー・フラッグ」という伝説の旗。

これをかざして戦うと勝利をもたらすといわれる宝物です。
実は、ここにも、言い伝えがあります。
昔々、マクリード一族の当主が結婚したのは、妖精の娘。

けれど彼女は、妖精界の掟で、
20年後に帰らなければなりませ んでした。
別れ際に、1枚の旗を最愛の夫に渡して、こう言ったです。

「一族に危機が訪れたら、この旗を振ってください。
この旗は3度まで,あなたがたを助けることでしょう」


実際に、この旗は2度振られ、
マクロード一族を勝利に導いた..とか

シャイだけどとても親切なスカイ島の人たちは、
とても仲が良くておしゃべるずきのようです。

島に伝わる伝説も、
そんな島の人たちが大切に語り継いできたのでしょうか。


<取材協力 MHD ディアジオ モエ ヘネシー株式会社”TALISKER">


by Haruko M.

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