5/14/2011

オランダの町:デルフト へ

デスティネーションは、オランダの町:デルフトです。
オランダを代表する焼き物:デルフト焼きの里。
そして、17世紀:オランダを代表する画家
フェルメールの生まれ故郷でもあります

成田から→アムステルダム・スキポール空港へ向かい、
そこから鉄道に乗り換えて、南西へ。
一時間ほどでデルフトに町に到着します。

歴史をさかのぼること17世紀、
ヨーロッパとアジアをつなぐ
貿易の拠点として繁栄していたオランダには、
中国からさまざまな陶磁器が輸入されました。
繊細な色遣いと、細かな模様に魅了されたオランダ商人たちが、
「これと同じような器を作れないものだろうか?」と、
試行錯誤の末うまれたのが、デルフト焼き。
白字に、濃淡の青で、草花や動物といったオランダの自然風景を描きだす。その深みのあるブルーは、「デルフトブルー」と呼ばれています。


そのブルーの伝統をいまも変わらず伝えている窯元が、
17世紀から操業を続ける窯元:ロイヤル・デルフト。
運河沿いにたたずむ工房では、
一般のツーリストを対象にガイドツアーを行っています。
工房の内には、ロイヤル・デルフトの歴代コレクションも展示されていますよ。

実はちょうどいまデルフトの町では
「セラミック・フェスティバル」の真っ最中。
オールドチャーチやミュージアムなど、7つの会場で、
陶器にまつわるエキシビションやイベントが、
6月中旬まで開催されているんです。


陶器とならんで、デルフトのもうひとつの代名詞が、
オランダ・フランドル派を代表する画家「フェルメール」。
生まれてから息を引き取るまで、
生涯デルフトで暮らしたといわれています。
町を歩いていて、四角いキューブ型の立体看板に出くわしたら、
それは、フェルメールゆかりの場所であることの印。
芸術家の生まれた家だったり、
彼の絵のモデルになった場所だったり。
町のツーリストインフォメーションでは、
そんなフェルメールゆかりの場所を記した
「フェルメールマップ」も販売されています。

実は、フェルメールの作品は、謎に包まれている部分が多く、
現存しているのも、たったの34作品だけ。
デルフトの町には、そんなフェルメールの謎をとく鍵が、
まだ発見されずに眠っているのかもしれません。


番組をmp3でも楽しむことが出来ます。
下のバナーをクリックするとお聴き頂けます。

0 件のコメント: