現在、ゴッホの没後120年を記念した展覧会『ゴッホ展』が、
六本木にある国立新美術館で開催中。
「ひまわり」「アルルの女」などで知られるゴッホ。
27歳で画家になる決意を固め37歳でピストル自殺。
たった10年の画家人生の中で、
およそ1900枚もの作品を残しました。
その生涯の中では、フランス/アルルでの
ゴーギャンとの共同生活の間に起こした、
俗にいう”耳きり事件”があったり、
精神を病んで病院に入院したり…、
少しエキセントリックな部分が目立つなど、
波瀾万丈の短い人生だった画家でもあります。
今回、展覧会のサブタイトルが「こうして私はゴッホになった」
123点の展示作品があるんですが、
68点がゴッホの絵、16点がゴッホが読んでいた本や
絵の参考にしていた資料、
そして39点がゴッホが影響を受けた画家たちの作品です。
©Kröller-Müller Museum, Otterlo / Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
その展示方法も、ゴッホが、
いわゆるゴッホになるまでの順を追っています。
ゴッホは独学で、
有名な画家たちの絵を模写するところから勉強していて
展示方法もそれが一目で分かるようになっています。
たとえばミレーの「掘る人」の横に、
ゴッホが模写した「掘る人」というように。
こういった模写やデッサンが何枚もあって、
ゴッホはとてもマジメで、勉強熱心だったんだな、
という一面が見えます。
ゴッホと言えば…「ひまわり」の鮮烈な黄色、
そして耳切事件などエキセントリックな部分しか
知らなかった前田にとって、今回の展覧会は、
有名画家の絵を模写したり、本を読んで絵の勉強をしたり…
そんな真面目なゴッホという人物を感じながら、館内を進んで行きました。
人間:ゴッホを感じる 『没後120年 ゴッホ展』。
12月20日まで、国立新美術館で開催です。
いままでのゴッホ感が変わるかもしれませんよ、、、
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