5/29/2010

トルコ・カッパドキアへ

今日のバーチャルトラベルは、
東洋と西洋=2つの文化が交差する国:トルコ。
「カッパドキア」に向かいます!



日本から~カッパドキアまで、直行便はないので、
まずイスタンブールに飛んでそこから国内線で1時間、
空港をおりたら、さらにバスで2時間、
ようやくカッパドキアに到着です。


その昔、カッパドキア周辺には、
エルジエス/ハサンメレンディスという
3つの火山があって、
およそ3000万年前に噴火、
辺り一帯は溶岩と火山灰に覆われました。
堆積した灰や溶岩は、その後 雨や風に浸食され
その結果、奇妙な形をした
岩の群れがあらわれるようになりました。
これが、カッパドキアの観光名所となっている、奇岩遺跡です。

真っ青な空をバックに立ち並ぶ、
ベージュ色の岩の群れ。
カッパドキア名物:奇岩遺跡は、
長い年月を経てようやく完成した天然のアート。

バスツアーやレンタルバイクで
見て回っているうちに、ふと気づくのは・・・
場所によって、岩のかたちが全く違うこと。

カッパドキアの奇岩は3つの火山が噴火して、
その灰が風化してできた、と、先程お話しましたが、
3つの火山それぞれの土壌に含まれる
成分がちがううえ、噴火の時期も異なるため、
こんな風に、さまざまな形の岩が生まれたんだそうです。
それにしても・・・人の手を加えずに、
自然の力だけでこんな形になるなんて!

ギョメレ国立公園では、
またちがった奇岩を見ることができます。
12世紀ごろ、アラブ勢力に
弾圧されたキリスト教徒たちは、この地に移住。

岩をくりぬいて、
洞窟にして、その中に教会をたてます。
自分たちの信仰をまもるために、
こっそり作った「洞窟の教会」。
ギョメレには、こうした岩の教会が30ちかくあって、
「野外博物館」として、一般公開しています。


最後にウフララ渓谷をお散歩しましょう。

岩の間を流れるメレンディズ川が、
長い年月をかけて削った谷:ウフララ渓谷。
谷底までの高さは100メートル以上、全長12キロメートル!
見下ろすと、さながらグランドキャニオンのようです。

さて、谷底へおりて、トレッキングスタート!
地上からみるのとは、まったくの別世界が広がります。
赤土の断崖をおおう、新緑の木々。

辺りは静寂につつまれ、
川のせせらぎの他に聞こえてくるものはなし。
岩だらけの乾いた大地がつづく
カッパドキアでは珍しい、緑あふれる場所です。

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