今回のデスティネーションは、スペイン自治領
アフリカ大陸の西にうかぶ7つの島:カナリア諸島です。
スペイン本土から南へ1000キロ、
アフリカ大陸から太平洋沖へおよそ100キロ。
時折、風にのって、サハラ砂漠の砂が舞い降りることもあるそうです。
気候の面でも1年中温暖、365日・常夏。
日本人にとってのハワイのように、カナリア諸島は、
ヨーロッパの人々にとってのバカンスの定番なんです。
カナリア諸島を支えているのは、いまも活動を続ける火山。
その中で、もっとも大きな存在感を放っているのが、
テネリフェ島にある火山、テイデ山。
標高はおよそ3700メートル、富士山とほぼ同じ。
カナリア諸島のみならず、
スペイン本土とあわせても最高峰の山です。
固有の生態系をもつカナリア諸島ですが、
食文化の面でも、非常にユニーク!
カナリア・グルメに欠かせないのが「モホ」と呼ばれるソース。
オリーブオイルにビネガー、
粗塩、ニンニク、クミンを細かく砕いて混ぜるだけ。
ここにパセリを加えると、緑色のモホ・ヴェルデ、
赤唐辛子を加えると、ピリ辛のモホ・ペカンになります。
モホ・ソースを使った伝統的なレシピをひとつご紹介!
材料は、ゆでたジャガイモやトウモロコシ、
グリルしたお肉や魚、あるいは生野菜。
お好みの食材にモホ・ソースをかけたらできあがり。
とにかく、何にでもモホ・ソースをかけて食べるのがカナリア流です。
1年中温暖な気候のカナリア諸島では、
ほぼ毎月必ず、7つの島のどこかしらで、
盛大なお祭りがもよおされています。
ちょうどいまは、7島あげての音楽イベント
カナリア国際音楽祭の真っ最中。
世界屈指の演奏家によるクラシックコンサートが、
各島で開催されています。
そして、国際音楽祭のフィナーレとともにやってくるのが、
カーニバルのシーズン!
カーニバルというと、
ブラジル・リオのカーニバルを思い浮かべるかもしれませんが、
ヨーロッパでは、カナリア諸島のカーニバルが有名なんですよ。
2月15日から~3月12日までのおよそ1カ月間、週末ごとに、
歌にダンスに、仮装パレードと、イベント盛りだくさん!
独自の生態系、独特の食文化、
大自然を肌で感じる事が出来る火山、そしてカーニバル。
魅力盛りだくさんのカナリア諸島、
ヴァカンス・デスティネーション候補の1つに
入れてみてはいかがでしょうか?
番組をmp3でも楽しむことが出来ます。
下のバナーをクリックするとお聴き頂けます。
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