8/28/2010

駆け込み夏休み、ベトナム・ハノイへ!!

今回のデスティネーションは
インドシナ半島の東側、
S字のような形をしている国:ベトナムです。


ここ最近、女性の間で人気の観光地:ホーチミンは、S字の南側。
でも、今日ご紹介するのはS字の北側。
ベトナムの首都:ハノイです。

商業的に発展をとげたホーチミンに対し、ハノイは歴史の町。
ハノイの歴史をさかのぼってみると・・・
町が誕生したのは1010年! いまからちょうど1000年前!
インドシナ半島一帯を収めていた李王朝が、
首都をハノイに移したのが始まり。

当時は、昇る龍=昇龍、と呼ばれていたんだそうです。
それから1000年、アニバーサリーイヤーの今年は、
年間を通じて さまざまなイベントが計画されていて、
10月10日には、遷都1000年を祝う盛大なパレードが行われる予定。来るべきビッグイベントにむけて、現在急ピッチで準備が進められているそうです。

遷都1000年をむかえ、
ふだんより活気に満ちているハノイは、いまが旅どき!


ハノイの中心に位置する、
バーディン広場の東側:ホアンジウ通り。
この場所こそ、ハノイ1000年の歴史のスタート地点。

西暦1010年、李王朝がハノイを都として定めたとき、
広大な王宮を建てたのが、ちょうどこの辺りなんです。
今月おこなわれた世界遺産委員会で、
世界遺産に登録されたばかり。
現在も発掘調査はつづけられていますが、
今年は遷都1000年を記念して、
特別に一般公開されることになりました!


王宮の遺跡から今度は西へ。
1049年、当時の王が夢でみた
観音さまを模して建てた、といわれる一柱寺。

ハス池のなかに打ちこまれた たった1本の柱、
その上に、積み木のように
ちょこんとおかれた小さなお寺です。
だから、ひとつの柱の寺、と書いて一柱寺。

柱1本で支えられているなんて、カカシみたいですが、
水面に映る姿はなんとも優雅。
これが1000年前に建てられたとは、とても信じられません。


かと思えば、ベトナム軍事博物館には、
20世紀におこった悲劇、
ベトナム戦争で使われた戦闘機の残骸が、
そっくりそのまま展示されています。

陸続きの中国からの影響、フランス統治時代の建物、
そしてベトナム戦争の爪あと。
遷都から1000年、この街が目撃してきた歴史や変化は、
ハノイの日常にさりげなく、けれど確実に息づいています。


ハノイから東へ180キロ、
およそ1500平方キロメートルもの広さをもつ、
壮大な湾:ハロン湾。

穏やかな海上に、突然、そそりたつように現れる岩山。
ハロン湾には、そうした小さな島が三千近く散らばっています。

ハノイに古くから伝わる言い伝えでは、
その昔、ベトナムに敵国が攻めてきたとき、
龍の親子があらわれて敵を追い払い、
口から宝石を吐き出した。
その宝石が、湾に点在する島々になった、とか。
点々と無作為に並ぶ島々は、
この世のものとは思えない、
息をのむような絶景を形づくっています。


「初めて来たのに、どこか懐かしい」。
そう感じさせてくれるハノイへの週末プチトラベル
みなさんもいかがでしょうか?

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